時の人、民主党の野田代表(今日首班指名されたのかな?)が言っていた「ドジョウ」。ということで今日はドジョウの写真です。
ドジョウは卵がほかの生きものの餌にもなり、自身も鳥の餌になるなど、どちらかと言えば「下支え」という言葉が似合う魚です。でも、良くない環境でもしぶとく生き抜く強い魚でもあります。大震災以降(ん、中国漁船事件からか?)この国のリーダーにはガッカリさせられっ放しでしたが、野田氏にはしっかりした仕事をしてほしいものだと期待しています。なんたって、千葉県出身で好きなプロレスラーがジャンボ鶴田という私との共通点がありますからね(笑)日本のためにも頑張ってほしいと思います。(めぐ)
月別アーカイブ: 2011年8月
モノサシトンボ
携帯電話のカメラではなかなかキレイに撮れないんですが、このトンボは池のコナギの葉に留まったままじっとしていたので上手く撮れました(^-^)v
キレイな青色ですね。(めぐ)
避難スロープにて
以前このブログでも紹介した「生きもの避難スロープ(仮称)」。三面コンクリート水路に落ちて登ることができない生きものが少しでも助かるよう、最近はU字溝を敷設する際に何ヶ所か設置していたのですが、昨日スロープを登ったと思われるトノサマガエルを初めて見つけました!ちょっと感動です(^-^)
コンクリートU字溝が生きものたちに優しくないことはもちろん承知しているんですが、高齢化した農村の現状を考えると仕方がない部分もあります。避難スロープの設置はその「言い訳」的なものかもしれませんが、ちょっとでも役に立ってくれればと思いますね。(めぐ)
カメムシ・クモ調査 4
今回の調査は南陽市内4ヶ所、川西町3ヵ所、計7ヵ所の田んぼをを延べ60名を超える参加者と一緒に調査しました。データについては今後分析して報告書にしますので、ここでは感想を簡単に書いてみたいと思います。
まず最初に感じるのは「カメムシはとっても小さな虫である」ということ。お米の等級を下げる=収入を左右する害虫ということで、農家にはいろんな意味で実物より大きく見えてしまっているような気がします。実際昨年も今年も「カメムシってこんな小さいの?」という声がありましたしね。防除するしないに関わらず、まずは対象となる虫をしっかり見る(知る)ことが大事なんだろうと思います。
そして、カメムシの密度は周辺環境に大きく左右されるということも改めて感じました。カメムシは稲よりも牧草やイネ科の雑草のほうが好きらしく、今回も実験してみましたがやっぱり田んぼよりもイネ科雑草が多い畦畔にいる数のほうが圧倒的に多かったのです。なのでそういったことを知った上で総合的な対策を考えていく必要があるということです。この時期なら、例えば畦畔でカメムシが満足している状況なら、米粒が固くなって加害できなくなる時期まで雑草を刈らない!という手も有りな訳ですね。
といろいろ書いてきましたが、結局のところ「増えすぎなければただの虫」ということに尽きるような気がします。これだけ小さな虫ですから、生きもののバランスが整えばある程度はその中に収まるだろうと思います。全体を見渡し、もっとも穏便な方法で被害を減らすことができたらいいですよね。この調査がその突破口になるよう頑張っていきたいと思います。ちなみに報告書は早くて10月頃、遅くても年内には完成させたいと思っています。
以上(めぐ)
カメムシ・クモ調査 3
今回の調査で対象にした「カメムシ」ってどんな虫なの?という声が聞こえてきそうなので、ちょっとご紹介したいと思います。
今回見つかったカメムシは主に2種類で、「アカヒゲホソミドリカスミカメ」と「アカスジカスミカメ」と言う種類になります(写真はアカヒゲホソミドリカスミカメです。アルコール保存したものなので分かりにくいですね–;)。大きさはともに5〜6mmですから、見つけようとしなければなかなか見られない貴重な虫かもしれません(笑)
カメムシは米づくりにおいて最も有名な害虫といっても過言ではありませんが、「初めて見たかも・・・」って人も意外と多くいたりします。生きもの調査をやっている私ですらキチッとカメムシを認識したのは昨年のこの調査だったくらいですからね(^^;)ですから、防除をするにしてもしないにしても「まず相手を見る」ということを再確認できただけでも意味はあったのかなと感じている次第です。
次にまとめ(めぐ)
カメムシ・クモ調査 2
次はカメムシ調査です。カメムシ調査については県が毎年おこなっている方法(規定の網で20回すくい取り)に準じた内容での調査を実施しました。
写真はすくい取り調査で網に入ったものを識別しているところです。網の中にはいろいろなものが入ってきますが、それをトレイに小分けし種類と数を確認していきます。カメムシ密度を知るための調査なんですが、網の中にはイナゴやハエ、アブラムシやウンカ類など「その他の虫」のほうが圧倒的に多く入っていました。これらを手早く分類していく我々素人には「至難の業」だったのですが、専門家の方々のご協力もあり、かなりきちんとした分類ができたのではないかと思っています。今回は種類とその出現数まで記録したので、使い方次第でかなり面白いデータになるんじゃないかとも思いますね。
次へ(めぐ)
カメムシ・クモ調査 1
1日遅れですが、昨日は(農)山形おきたま産直センターの「田んぼの生きもの調査 カメムシ・クモ編」を開催しました。
カメムシは出穂後の稲に加害し斑点米の原因をつくる虫で、農家にとってはとても気になる「害虫」と言われています。そしてカメムシ防除は農薬によっておこなわるのが一般的です。ただ、私たちは有機栽培(当然無農薬)をしていますが、カメムシ被害に遭ったことはほぼありません。なので“田んぼに棲息する多様な生きものたち(とくにクモ)がカメムシの過度な増殖を防いでいるのでは?”と考えるようになり、それを少しでも実証できないかということで始めたのがこの調査です。この調査は昨年から取り組んでいるのですが、今年は公的機関の協力を得て、より中身の濃い調査にすべく頑張っています。
写真はクモ調査をしているところです。板で一坪を区切り、その中にいるクモの数と種類を調べます。これを田んぼ一枚につき3ヵ所やりました。稲が成長している状態なのでなかなか大変ではあるのですが、網を張るクモから徘徊性のクモまで頑張って探しています。昨日は無防除田んぼのいちばん多いところで一坪から30匹近いクモが見つかりました。カメムシ防除をすれば多くのクモも巻き添えになってしまうでしょうから、なんとか殺さずに見方につけるような手法を広めていけたらいいなと思うんですけどね。
次へ続く(めぐ)
ひまわり
お盆過ぎから咲き始めたひまわりたち。植えた時期が遅かったのでいちばん大きいのでも150cmくらいしかありませんが、なんとなくひまわり畑な感じになってきました(^^;)
しかーし・・・、花が咲いたら太陽と正対するために向きを変えるひまわりの花を堪能しようと思っていたのに、これまでずーっと曇りや雨の日が続いているのです(T_T)すっかり秋みたいな天気になっちゃったけど、せっかく咲いたんだから、もうちょっと夏よ頑張ってくれ〜!ギラギラ照りつける太陽と向き合うひまわりたちが見たい〜!!(めぐ)
溝切り(2回目)
穂が出る前にひと通り終わらせていた田んぼの溝切りですが、毎年ぬかるむ田んぼだけ2回目の溝切りを済ませました。ぬかるむ場所では1回目の溝がほぼ無くなっている状態だったので、今回の作業はそれなりの効果があるんじゃないかと期待しています。今後も下が弛まないよう丁寧な水管理を続けていく予定なので、秋にはコンバインがバリバリ動ける田んぼになっていてほしいものです。粘土質でぬかるととにかく大変ですからね(^^;)(めぐ)
今年造った池に・・・
今年造った池に野生のカモが住みついたようです。車で行くとすぐ逃げちゃうのでカルガモだかマガモだかよく分かりませんが、どうやら6〜7羽くらいはいるようです。こんなことは全然想像してなかったので最初に見たときは「アイガモが逃げたのか!?」なんて思いました(笑)が、たぶん親子なんでしょうね。
このカモさんたち。まだ写真には納められませんが、私以外にも何人かが見かけたそうで、「あそこにカモいなかったか?」なんて会話もチラホラありました。やっぱり生きものが増えていくことは誰にとっても嬉しいようで、話もけっこう盛り上がります。うちの地域はかなり多くの人が環境保全型の米づくりに取り組んでいますが、こういった喜びをさらに大きな力に結び付けていけたらと思います。
ちなみにカモは草の種などを食べるそうですが、これでオモダカの塊茎とか食べてくれたらいいですよね。そんなことも期待しながらカモさんたちの生活も見守っていきたいと思います。(めぐ)