月別アーカイブ: 2009年11月

アイガモ米 金賞受賞!




28、29日に福島県天栄村で開催された食味鑑定コンクールにて、JAS有機栽培部門にノミネートされていたアイガモくんの「ひとめぼれ」が、みごと金賞に輝きました。パチパチパチパチ。アイガモくんのお米は昨年も品種部門金賞だったので、二年連続の金賞受賞ということになります。

栽培面で特別なことはしていないので、田んぼが良いのか、気候が良かったのか、それともアイガモの躾が良かったのか、ということにしておきたいと思います。でもまあ、やっぱり嬉しいですね。

ということでアイガモくんたちに報告しにいきましたが、なんと2羽ほど脱走していました。ということは、躾のおかげじゃなさそうですね(^^;)まあ冗談はさておき、置賜盆地の寒暖差激しい気候が後押ししてくれていることは間違いないところでしょう。恵まれた気候を味方につけて、品質の良い米づくりに頑張っていきたいものです。(めぐ)

米・食味鑑定士協会:第11回食味分析鑑定コンクール

J1残留決定!!




昨日、モンテディオ山形のJ1残留が決まりましたぁ〜(^-^)vパチパチパチパチ。

J1初陣となる今シーズンは「降格候補のド本命」的な評価からスタートしましたが、周囲をアッと驚かす開幕ダッシュに成功。その後も粘り強い戦いを続け、秋の下位直接対決をことごとく制して残留圏をキープ。残留にリーチをかけたあとは苦しい試合が続き、昨日も名古屋に完敗しましたが、降格争いの柏vs大宮が引き分けてモンテの残留が決定しました。

以下個人的感想です。私も何試合か観に行きましたが、モンテは個々の能力では劣勢に立たされる局面が多いなか、チームとしてよくフォローし、本当に粘り強く戦っていたと思います。戦力・能力差から如何ともし難いゲームもありましたが、勝ち点を取れそうな試合での粘り・勝負強さは素晴らしかったと思います。苦しい時期の選手補強も含めてフロントも機能したし、云わば総合力で勝ち取った残留といった感じでしょうかね。

それと、1万人以上のサポーターが集まるスタジアムの雰囲気と、アウェイサポーターの洗練された迫力ある応援もJ1ならではで面白かったです。

そんなこんなで長々と書きましたが、とにかく残留おめでとうございます。新聞によると来シーズンも大幅な予算増は見込めないそうですが、今年同様地元に根ざした粘り強く頑張るチームを作っていってほしいと思います。頑張れモンテディオ山形!(めぐ)

ビオトープの生きもの




久しぶりにビオトープの生きものです。

昨日、今日とこの時期にしてはかなり暖かかったのですが、田んぼの周りはもうすっかり冬モードのようで、たまにクモやイナゴを見かけるくらいでした。さすがにもうカエルは冬眠したんでしょうね。

そして水の中ですが、ドジョウにマツモムシ、それとイトトンボのヤゴが見つかりました。網で掬った感じだと、かなりドジョウが幅を利かせているようです。いつもドジョウと同じくらい見つかるツチガエルのオタマジャクシは、秋の渇水危機でかなり数を減らしてしまったようです。うーん、管理する者として、もうちょっと早く気づいて対処してればなぁ・・・。悔やまれるところです。(めぐ)

シルバーベル 2




前項の写真だとイマイチ大きさが伝わりにくいと思うので、となりにラ・フランスとリンゴを並べてみました。

左からラフ2L、シルバーベル7L、ラフ4L、リンゴです。このシルバーベルは重さ約850gもあり、ひとりで食べようとするとなかなか骨が折れます。ちなみに味はラ・フランスよりもサッパリした感じですかね。まだまだ知名度の低い果物ですが、この大きさを武器に名を売ってみたいものだと密かにたくらんでいます。(めぐ)

追記

いま「笑っていいとも」でピーコさん(おすぎさんかも)がシルバーベルをちょこっとだけ語っていました。知ってる人は知ってるんですね。このタイミングだったんでちょっと驚きました。

シルバーベル 1




本日、今月初めに収穫し冷蔵保存しておいたシルバーベル(ラ・フランスの枝変わり品種で南陽市発祥)の選果をおこないました。

選果の主目的はサイズ別に分けることで、写真のような機械(選果機)にておこないます。回転寿司みたいに回る緑色の皿に実を乗せると、それぞれ設定した重さのところで落ちるという仕組みで、単純ながら便利な機械です。ちなみに左側のいちばん大きいやつが7Lというサイズになります。(めぐ)

あ、忘れてた(–;)




穀物検査まで書いてしまいましたが、その前に「籾すり」について書き忘れていました。ということでかなり時期はずれではありますが、少々書いてみたいと思います。

ご存知の方も多いとは思いますが、籾すりとは稲刈り後に乾燥させた籾(水分で15%程度)を玄米にする作業のことです。用いる機械は各農家によってさまざまですが、うちの作業場ではこんな感じです。右側の横長のやつが籾すり機で、左側の縦長のがライスグレーダーという機械なんですが、一連の流れで籾を玄米にし、米粒の大きさを一定以上のものに揃え計量までおこないます。籾すりはけっこうデリケートな作業で、弱すぎると籾が剥けなかったり、強すぎたら玄米が傷ついたりしてしまうこともあります。米づくりの総仕上げとも言えるこの作業、しっかりやりたいところですね。

この作業を書いてから「交流田んぼのお米 1」に続く予定でした。失礼失礼。(めぐ)

交流田んぼのお米 5


さらに私たちの検査場では検査・格付けとは別に、食味計による食味値の測定もし、その結果を生産者にフィードバックしています。この結果は点数だけでなくタンパク(食味を決定する要素のひとつ)の値なども分かるので、今年の米づくりの反省と翌年以降のプランニングなどにも役立ちます。

ちなみに交流田んぼのお米はKett社ので73、農業技術普及課にある静岡精機のでは81点だったそうです(点数が大きく異なるのは両社の基準点が違うため)。早めに倒伏したこともあって味は少々心配だったのですが、この数値なら問題なく美味しい部類のお米と言えそうです。

ということで、交流田んぼのお米を通して穀物検査の流れをざっくりお話ししてみましたが、雰囲気だけでもお分かりいただけたでしょうか?今年もいろいろなことがあった交流田んぼですが、21年産についてはこれで終わりになります。これからは22年産へ向けた取り組みになりますね。これまでの経験を生かして、より良い田んぼをつくっていきたいものです。(めぐ)

ノミネート!




主催者からの正式発表はまだみたいですが、今年の食味鑑定コンクールに出品したアイガモくんたちの有機栽培ひとめぼれが、食味計による一次審査を通って最終審査にノミネートされました!

昨年の経験(品種部門金賞)と食味計のデータから「今年も入るといいなあ・・・」くらいには思っていたんですが、入ってみるとやっぱり嬉しいものですね。最終審査(官能審査)での健闘を期待したいと思います。

ということで、一応アイガモくんたちに報告してきました。素っ気ないながらも、どことなく誇らしげな表情をしているように見えますね(←嘘です)。

(めぐ)

交流田んぼのお米 4




穀物検査員による格付けが終わったものについては、こんな感じで等級印と日付印が捺されます。これで無事1等米ということになりますね。

そして交流田んぼの米は有機米なので、穀物検査とは別にJAS有機の格付けもおこないます。こっちはこっちで色々と厳しい決まりがあるのですが、それを経てJASシール(表示欄左下に見えるやつ)を貼ることができます。そしてこの状態で「平成21年山形県産JAS有機栽培コシヒカリ1等米」の出来上がりとなります。めでたしめでたし。

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