月別アーカイブ: 2011年8月

アイガモ




こちらもお久しぶりのアイガモちゃんです。お盆は山形も暑かったようですが、今年は囲いの中に背の高い草木を残しておいたので、日陰もあってまずまず過ごしやすかったのではないかと思います。脱走もしなかったみたいだし、こちらもひと安心でした。(めぐ)

つや姫田んぼ




お盆休みを終え、今朝方山形に戻ってきた私。さっそく田んぼを見回ってきましたが、お盆前には穂が出ていなかったコシヒカリやつや姫もしっかり出穂していました(^-^)

写真はつや姫の田んぼです。ここまでほぼ順調に来てはいるのですが、ちょっと葉色が淡かったかなぁ・・・という気もしています。まあその理由はある程度分かっていて、うちは今年が初めてのつや姫作付けなので、肥料分をちょっと控え目にして様子を見たというのがその主因だと思います。つや姫の場合、県が玄米のタンパク含有率に上限値(確か6.4%くらいだったはず)を設けているので、米ぬかや自家製ぼかし肥料など肥料分を計算しにくいものを多用しているうちとしては無理したくなかったという訳です(ちなみに上限値を超えるとつや姫としては販売できなくなり、また肥料分が多くなるとタンパク値が高くなり食味値が下がる傾向がある)。

ということで今年はまずタンパク値=食味優先でスタートしてみて、ゆくゆくは食味と収量を両立できるよう頑張っていきたいと考えています。同時に県全体としてつや姫のブランドイメージが確立できることも望みたいですね。

ちなみにうちが昨年つや姫を作付けしなかった理由はこの「タンパク上限値」に引っ掛かっていたからなんです。有機栽培はタンパク値がやや高く出る傾向があるので、一律6.4%で線引きされて不合格になっても不愉快なので一年様子を見てみました(個人的には6.8%くらいまでは十分美味しいお米だと思います)。昨年のデータ等から「普通に作ればまず問題ないだろう」と感じ今年から作付けしたのですが、はたしてどんな結果になるんでしょうか?できれば不愉快な思いはしたくないんですけどね(^^;)

(めぐ)

うちのワンちゃん




実家のワンちゃん「タロ」くんです。柴犬の♂で約15歳の「おじいちゃん犬」で、今はすっかり耳も遠くなり、ここ数年は散歩に行くのも億劫になってきているようですが、晩年を悠々と過ごしています。

私は山形に行くまで夜の散歩(21時以降)を担当していたんですが、その頃から私のことを下に見ていた節があり、いまでも私にはあまり愛嬌を振りまくことはありません(^^;)今回の帰省でも「ん?帰ってきたの・・・」的な反応しかしてくれませんが、まあ半ば諦めているところではありますね(苦笑)

老体に暑い夏は厳しいようでクーラーor扇風機は欠かせませんが、この夏もやり過ごして少しでも長生きしてほしいものだと思っています。(めぐ)

My田んぼ




私はお盆休みで千葉県松戸市の実家に帰ってきています。ということで置賜のリアルタイムなネタは無いのですが、一昨日帰ってくる前に撮ったMy田んぼの写真を載せたいと思います。

今年私の田んぼは比較的抑草が上手くいき、除草機を0〜1回押してところどころを手除草した程度でまずまずの状態になっています(葉色が薄いところは多少雑草が生えていますが、大きく減収するほどではありません)。出穂前の草刈りも終え、あとは適切な水管理をしつつ秋を待つというところまでこぎ着けました。お盆は長期に不在するため田んぼには多めに水を溜めてきましたが、出穂前後はとくに水が必要な時期だけに、あまり暑い日が続かないことを遠く松戸から願っています。私の田んぼは水の便があまりよくないから一度乾くと大変ですからね(^^;)昨年ほどの猛暑にはならなそうなので大丈夫だとは思いますが、やっぱりちょっと心配な今日この頃です。(めぐ)

ゲンゴロウ!?




昨日、アイガモ田んぼのネットなどを片づけしているときに水の中で見つけました。この辺りでも大型のゲンゴロウは滅多に見られないので、片づけをしていた私を含む3人は「これゲンゴロウじゃねー!?」と色めき立ちました。碁石のような薄い体つきなのでガムシの系統ではないし、体に縁取りもあるし・・・。ただ、ゲンゴロウにしては小さい・・・。体長18mmくらいだったから最大種の「ゲンゴロウ」ではない気がします。

ゲンゴロウは大きい種類ほど数が減って(というか激減して)います。生きもの調査に取り組んで以降比較的田んぼをよく眺めるようになったうちの農家スタッフでも、体長3cm以上の大型のゲンゴロウを見つけた人はほとんどいないくらいです。ちなみに大型種ほど激減してしまった理由の一つはちょっと意外なもので、除草剤の使用によってゲンゴロウが卵を産みつけるための大きな雑草(オモダカなど)が田んぼから無くなってしまったからなんだそうです(ゲンゴロウは草をかじって穴を開け、そこに1個ずつ卵を産みつける)。

そう考えると抑草に苦労している私たちの有機水田も大型種のゲンゴロウが回復するための一助にはなっているのかもしれませんね(^^;)今回見つけたゲンゴロウは最大種のものではないかもしれませんが、回復途上にあることを示してくれた「使者」であると思いたいです。そしてこの先、「おっ、こりゃ間違いなくゲンゴロウだ!」と言えるくらい彼らが回復してくれたらいいなと思います。(めぐ)

イトトンボ




田んぼよりもビオトープのような広い水面がある場所でよく見かけます。名前のとおりとにかく細く、体色はエメラルドグリーン〜蛍光の青色な感じの、すごく繊細で綺麗なトンボです。図鑑で調べてみたところ、アオモンイトトンボとモノサシトンボを足して2で割ったような感じなんですが、正式な名前まではちょっと分かりませんでした(-_-)うちの辺りには多いトンボなので、デジカメででも撮ってそのうち専門家にでも聞いてみようかとと思っています。(めぐ)

ドヨウオニグモ




ドヨウオニグモです。1cmに満たないような小さなクモですが、繁ってきた稲の葉に巣をつくり、いろいろな虫の捕食に励んでいるようです。

ちなみに「土用」の頃に目立ってくるオニグモなのでドヨウオニグモという名前が付いたそうです。「土用」ってウナギを食べるアレだよな・・・くらいしか知りませんが、調べたところ節分(立夏、立秋、立冬、立春)前の約18日間を「土用」というそうです。ここで言う「土用」は立秋前の期間を指すので、8月7日より前の約18日間ということになりますね。うーん、ちょっとタイムリーじゃなかったか(–;)でもまあ、これからも田んぼで頑張ってもらいましょう。(めぐ)

御礼肥




ちょっと遅めですが、サクランボ畑に「御礼肥(おれいごえ)」です。文字通り「たくさん実をつけてくれてありがとう。これ(肥料分)ゆっくり蓄えてまた来年もまた頑張ってね」的な気持ちを込めての作業となります。木と人間ですから当然会話はできませんが、気持ちが伝わっていてくれると嬉しいんですけど(^^;)(めぐ)

今日のプチ感動




知ってはいたけど、実際に見てみたらすごく感動した!という経験。多かれ少なかれ誰にでもあると思いますが、今日の私はこれにプチ感動してしまいました(^^;)

それはヒマワリ。ヒマワリの花は太陽の方向に向く、という話は漠然と知ってはいたのですが、よく見ると今年植えたヒマワリ(まだ花は咲いていない)もちゃんと太陽に向かっているではありませんか!朝は東、夕方は西を向いてちゃんと太陽と正対してるじゃないですか!!ヒマワリの観察をしたことがある人なら誰でも知っていることなんだと思いますが、私は「さすが漢字で"向日葵"、英語で"sunflower"って言うだけのことはあるよなあ!」なんて変な感心をし、勝手に盛り上がっていました(^^;)

私の場合、農業や農村と全然関係ない生活からこの世界に来たこともあって、この手の"新鮮さ"に出くわす機会が多い気はします。無知ゆえのものも少なくないと思いますが、懲りずにブログに上げていきますのでよろしくお願いします。

でも、こうなると「曇りや雨の日はどうなんだ?」という疑問が湧いてきますよね!?これからゆっくり観察していきたいと思います。あー、花が咲く日が待ち遠しいな。(めぐ)

アイガモの田んぼ




アイガモさんたちが頑張ってくれた田んぼです。

今年は田植えが遅かった割に茎数も出ているし、カモに混ざって除草しなくて済んだし、外敵に襲われることもなかったし、個人的には90点以上の出来なんじゃないかと思っています(^-^)v強いて減点材料を探せば、稲が無くなった面積が例年より大きいことくらい(写真中段右側など)かな(^^;)

とにかくここまで問題なくきているし、あとは私たちがどう仕上げていくか、という感じです。稲の姿も悪くないし、きっと美味しいお米になってくれるとは思うんですけどね。しっかり頑張っていきたいと思います。(めぐ)