相馬市内の松川浦から海を眺めてみました。この日の海はとても穏やかで、釣りを楽しむ家族連れもけっこう見かけました。この海が一瞬にして多くのものを奪っていったのかと思うとちょっと信じられない気もしますが、それでもやはり海は偉大だと私は思います。この日の海のような穏やかさが1日でも早く取り戻されることを心よりお祈りしたいと思います。(めぐ)
月別アーカイブ: 2013年7月
塩害
これは南相馬市で見た田んぼです。比較的海沿いを走ったせいかもしれませんが、とにかく作付けをしていない田んぼが目立ちました。塩害?設備(用水など)の復旧が間に合ってない?それとも原発の影響?いろいろなことが頭をよぎりましたが、訊いてみたところ塩害で作付けを見合わせているとのこと。そしてこのような状況なので設備的なものもまだ機能していないところが多いという話でした。
なんというか、原発事故による放射能汚染が原因でなかったことには少々安堵しましたが、塩害というのもなかなか厄介なものですよね。そして作付けできない農家の方の心中は如何に?農業にも採算性が強く求められるようになった昨今、ただ単に元通りにすることがいいのかどうかはよく分かりませんが、1年でも早く、地域の方々が納得できる形での復興を期待したいところですね。(めぐ)
津波の痕
昨日は親類の葬儀で福島県の相馬まで行ってきたんですが、ちょっと時間がとれたので新地町から南相馬市までを車で見て回りました。私が福島の海岸部に行くのは震災後初めてなんですが、二年以上の月日が経ってはいるとは言えちょっと胸に迫るものがありました。
最初に向かったのは新地町の釣師浜海水浴場です。新地町には私の父の実家があり、小さい頃は海水浴に連れていってもらった記憶がある場所です。幼かった私の記憶と大きく違ってしまっていることは覚悟していましたが、やっぱりショックは大きかったですね。海の近くに置いてあったこの案内看板がなんとも寂しげでありましたが、見つめているうちに「この案内看板はこれからの復興の道筋を示す道標なんだろうな」という気がしてきました。津波に流された新地駅はもちろん常磐線の線路もすべて無くなっている現状ではありますが、着実な復興を心より期待したいと思います。(めぐ)
アイガモの旅立ち
最後がこんな写真で申し訳ないんですが、今日田んぼからアイガモを引き揚げてきました。
今年は2ヶ所の田んぼに約90羽を放して除草に励んでもらっていました。天敵に襲われることもなく順調にきていたのですが、今月15日の朝にエサをあげに行ったところ、一気に減ってしまっていました。前日の夕方までは異状なかったので14日の夜に何かしらあったんだと思いますが、それがどうにも腑に落ちないのです。
一晩で60羽以上も減ったとすればイタチやネコなどに一気に殺られた可能性が高いのですが、どこを探しても亡骸ひとつ見つからないのです。また、集団で脱走したのであれば数が数だけに誰かしら見つけてよさそうなものですが、そういった情報も一切無し。もちろん私もいろいろ探しましたが見つからず。じゃあ誰かが持ってった?この時期のアイガモはまだ食べるに適さないし、暗いなかでわざわざ持っていく人がいるとも思えない・・・。私もアイガモに携わって10年近くになりますが、なんとも釈然としないまま生き残ったアイガモとお別れの日を迎えました。彼らには次の場所でのびのび過ごしてくれたらいいなと思っています。
ちなみにアイガモ除草の田んぼですが、14日まで除草を頑張ってくれたのでなんとか雑草に負けずに済みそうです。今年は“最後まで一緒”という訳にはいきませんでしたが、彼らの活躍に感謝したいと思います。(めぐ)
My田んぼコシヒカリ編
My田んぼの稲コシヒカリ編
My田んぼひとめぼれ編
My田んぼの稲ひとめぼれ編
またも大雨(-_-)
全国ニュースのトップで扱われた7月18日の大雨に続き、南陽市は昨夜も大雨に見舞われました。産直センターがある漆山地区では17時頃〜22時くらいまでとても激しく降り、近くを流れる織機(おりはた)川が一部氾濫し、周辺世帯では浸水被害も出てしまったようです。
全国的にはあまり知られていないんですが、山形県は台風などの被害が少ない“自然災害に強い県”で、そういう意識が暮らしている私たち自身にもあります。にもかかわらず連続して襲われた大雨に少なからずショックを受けているところなんですが、あらためて「自然には敵わない」ということを再認識させてくれたとも思います。
今回の大雨では浸水や水門の破損等それなりの被害がありましたが、幸い田畑には大きな被害がないようなのでその部分ではちょっと安堵しています。この先大きな自然災害に遭わないことを願いつつ、質の高い農産物づくりに励みたいと思います。
写真は今朝の織機川です。なかなかな状況ですね(+_+) (めぐ)