月別アーカイブ: 2013年10月

牛さん


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今日は籾すりで大量に出た籾がらを近くの酪農家さんに運んでいたんですが、そのついでに牛さんたちを撮ってきました。写真撮影に慣れてるのか、みんな一斉にこっちを向いてくれましたよ(笑)

分析結果ひとめぼれ


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こちらは私の田んぼの“ひとめぼれ”の分析結果です。1等米で蛋白6.5%、食味値は72点(ケット社製の食味分析機で基準点70)ということでした。一般にひとめぼれはコシヒカリより点数出にくく、一応蛋白も目標値(6.5%)に入っているので問題はないのですが、個人的には「正直あと1、2点欲しかったなぁ。でもまあ今年はこんなところかな」という感想です。
ここの田んぼは雑草対策等で毎年米ぬかを施用しているのですが、そのせいもあってか秋の肥料切れがあまりよくなく、蛋白もちょっと高めに出てしまいます。有機栽培においては雑草対策と食味の両立が難しいところなのですが、ここの田んぼは食味面でもう少し改善できればいいなと考えています。雑草対策に一定の目処が立ちつつあるいま、突き詰めて考えていきたいところですね。

分析結果


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今日私の田んぼのコシヒカリを穀物検査に出し、検査結果と食味計による分析結果が帰ってきました。
結果は「1等」で食味値は75点(ケット社製 基準点70)、最重要視している蛋白(たんぱく)は5.8%でした。私はどの品種でも蛋白6.5%以下を目標にしているのですが、今年は施肥量が多くなってしまったので数値がここまで低いとは正直ちょっと驚きでした。早起きして朝露払いをした効果でしょうかね?いろいろと計算違いもあったので大きなことは言えませんが、結果としていい数値に収まってくれてよかったなと思います(^^;)

ちなみに・・・、穀物検査は簡単にいうとお米の等級を決めるためにおこなうもので、法律上はこの検査を受けないと年産、産地、銘柄を表示できないことになっています。そして等級は1等、2等、3等、規格外とありますが、これはあまり味とは関係なく、外観や精米歩留まり率との関係が強いようです。でもまあ1等に越したことはないですよね(笑)

コシヒカリの玄米


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私の田んぼのコシヒカリの玄米です。いろいろあって3枚中2枚の田んぼがベタッと倒れてしまったので、網目選別(1.9mm)ではそれなりの量が落ちてしまいましたが、製品になるほうのお米はこんな感じでした。もうちょっと未熟粒が残るかと思っていましたが、見た目にはまずまず悪くないようですね。
で、肝心のお味のほうですが、食べてみた感じでは悪くはないようでした。肥料分が最後まで残り食味が低下してしまうことを懸念していたのですが、“朝露払い”等でかなりチッソ分を消化してくれていたようです。なんといっても食べるものですから、とりあえずはひと安心ですね(^^;)
このお米はこれから検査に出す予定ですが、同時に食味計にもかけるのでその結果を楽しみにしたいと思います。

台風26号が去って


懸念していた台風26号、当地では雨は降ったもののほとんど風は吹かず、ラ・フランスもリンゴも無事で安堵しています。ただ、いまNHKのニュースを見ているのですが、伊豆大島の惨状にとても驚いているところです。亡くなられた方、行方不明の方も多くおられるとのこと、心よりお見舞い申し上げるとともに、一人でも多くの方が無事であることをお祈りしたいと思います。

この秋の台風はちょっと例年とは違いますよね。日本近海で猛烈に発達してそのまま来てしまうような印象があります。これは今年だけのことなのか?それともしばらく続く傾向なのか?ちょっと気になるところですね。
自然の猛威と対峙したとき、私たち人間はとても無力な存在だと痛感させられます。それでも自然なくして人間は生きられません。畏れ、侮らず、きちんと向き合い、節度ある関係を保っていきたいものですね。

台風26号


一昨日このブログで「台風でもないのにラ・フランスが落ちた」というようなことを書きましたが、今度は本物の台風が接近しているようですね(-_-)なかなか勢力の強い台風みたいなので各方面で警戒が必要な状況ですが、なるべくなら日本列島に近寄らずに去ってほしいところですね。当地に最接近するのは明日の朝だそうですが、何もないことを期待したいと思います。

ラ・フランス


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いよいよ収穫間近なラ・フランスです。今年は台風の進路にヒヤヒヤすることが例年より多かった気がしますが、幸いにも直撃されることなく順調にきています。
そして今日。どういう訳かお昼前くらいから強い風が吹き始め、様子を見にラ・フランス畑に行ってみたらちょっと落ちているではありませんか(+_+)まあ大勢に影響が出るような数ではないのでいいんですけど、「やっぱり自然が相手、一方的にいいことだけでは終わらないなぁ」なんて考えてしまいますね(^^;)

お米の偽装問題その後


イオンが販売したお弁当に中国産米等が混入されていた事件。イオンが加害者なのか被害者なのかまだハッキリとはしないようですが、内容に問題があるとして報道した週刊文春をイオンの店頭から撤去したそうです。
私はこの記事を読んでみたいのでイオン系じゃないお店に行ってみようかと思っていますが、イオンのこの対応はどうなんでしょうね?いちばんの被害者は偽装表示されたものを買わされた消費者で間違いないと思いますが、そちらへの対応はほとんど聞こえてこないみたいですけど・・・。

「食の安心安全」などとよく言われますが、日本の農政は“内に厳しく外に甘く”という傾向が顕著だなぁと感じています(←私個人の感想です)。例えば国内では異物が混入した可能性があれば全量回収が基本になるのに、今回の件は同じ対応を取っているのかよく分かりません。そして大手メディアは例によって沈黙・・・。国際的な大商社はいいけど国内の零細農家はダメよ、なんてことを目の前で見せつけられているようで、お米の無農薬栽培をしている者の一人としてちょっと複雑な心境の今日この頃であります。 以上

新米シール


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黄金色に輝く“新米シール”です(笑)
25年産米の集荷も順調に進み、お客さまにお届けするお米も順次新米に切り替わっていっています。おきたま産直センターの「生きもの・環境と共生した美味しいお米」をぜひご賞味あれーm(__)m

TPP交渉


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ここ最近またTPP交渉のニュースが大きく報道されるようになってきました。安倍総理は「TPPは国家百年の計」などと言ってすっかり前ノメリなようですが、そんなに重要なことが“秘密交渉”で進められているなんて不自然だし、一般庶民に知られたら不都合な何かがあるように思えて仕方がありません。きちんとした情報公開の基で議論したいところですが、やっぱり無理なんでしょうかね?本来なら政府を信頼したいところですが、前の総理大臣は公約に反して消費税増税を持ち出したし、現在政権を握る自民党は写真のポスターを掲げて選挙を戦ったのにこれだし・・・。政治が悪いのか国民が悪いのか、はたまた両方とも悪いのか?じつに悩ましいところです。

「日本経済の再生」は重要なことだと思いますが、国家の安全保障に直結する農業・食糧問題を一般的な経済活動と混同するような国が世界にはどのくらいあるんでしょう?地理・気候条件から農業に適さない国ならいざ知らず、アメリカやオーストラリアなど“農業大国”といわれる国ですら日本をはるかに上回る補助金を自国農業に注ぎ込んで保護しているんですけどね。わが国の農業に改革すべき点が多いのは事実だと思いますが、それらがTPPによって改革できると考えるのはかなり危険だと思うんですけどね。それに日本ほど気候に恵まれ農業インフラも整備されている国がアメリカに同調して自ら丸裸になるようなことをすれば、きっと世界中から嘲笑と大きな失望を受けるでしょうね。そうならないことを願いたいところですが・・・。
ちなみに私は世界が同じ土俵で戦う必要などないと思っているのでTPPには反対の立場です。まあアメリカの要求を断ることが難しいのは理解していますが、国民一人一人が主体的に考えて結論を出してほしい問題だと思います。なんたって「国家百年の計」らしいですからね。
まとまらない文になりましたが以上です。