カメムシ・クモ調査 1




1日遅れですが、昨日は(農)山形おきたま産直センターの「田んぼの生きもの調査 カメムシ・クモ編」を開催しました。

カメムシは出穂後の稲に加害し斑点米の原因をつくる虫で、農家にとってはとても気になる「害虫」と言われています。そしてカメムシ防除は農薬によっておこなわるのが一般的です。ただ、私たちは有機栽培(当然無農薬)をしていますが、カメムシ被害に遭ったことはほぼありません。なので“田んぼに棲息する多様な生きものたち(とくにクモ)がカメムシの過度な増殖を防いでいるのでは?”と考えるようになり、それを少しでも実証できないかということで始めたのがこの調査です。この調査は昨年から取り組んでいるのですが、今年は公的機関の協力を得て、より中身の濃い調査にすべく頑張っています。

写真はクモ調査をしているところです。板で一坪を区切り、その中にいるクモの数と種類を調べます。これを田んぼ一枚につき3ヵ所やりました。稲が成長している状態なのでなかなか大変ではあるのですが、網を張るクモから徘徊性のクモまで頑張って探しています。昨日は無防除田んぼのいちばん多いところで一坪から30匹近いクモが見つかりました。カメムシ防除をすれば多くのクモも巻き添えになってしまうでしょうから、なんとか殺さずに見方につけるような手法を広めていけたらいいなと思うんですけどね。

次へ続く(めぐ)

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