今日は今月2度目の満月。ひと月に2回満月があることはなかなか珍しく(約3年に1回)、2回目の満月は「ブルームーン」と呼ばれているそうです。ブルームーンを見ると幸せが訪れるということらしいので、みなさんも空を見上げてみてはいかがでしょう?
写真は18時半頃に交流田んぼから撮ったブルームーンです。肉眼だともっともっと大きくて綺麗なんですけどね(^^;) (めぐ)
月別アーカイブ: 2012年8月
カメムシ考
先日カメムシとイモチの消毒の写真を載せましたが、今日はカメムシについてちょっと考えてみたいと思います。
まず稲に加害する主なカメムシの実物から。写真上が「アカスジカスミカメ」で下が「アカヒゲホソミドリカスミカメ」といいますが、どちらも5〜6mm程度の小さな虫です。一般に「臭い!」と言われ嫌われているカメムシとは違うことが分かるかと思います。
そしてこのカメムシが乳熟期(米が固くなる前の時期)の稲穂を吸汁することによって斑点米が出来てしまうわけですが、籾を突き通して吸汁するほどの力があるわけではないので、籾の隙間などから加害するのではないかと考えられています。そして、じつは稲よりイネ科の雑草のほうが好きだという情報があります(たぶん本当)。
そうしたことを考えると、「カメムシってそんなに強害虫なの?」という気がしませんか?斑点米の検査基準が不当に厳しいことが農家をナーバスにさせているのでしょうが、私は「そんなにムキになって防除する必要ないんじゃない?」と思うのです。
いま、おきたま産直センターが集荷しているお米の約8割はカメムシ防除をしていないものですが、防除していない米に被害が多いということはまったくありません。
・田んぼの生態系を豊かに保つことでカメムシの害虫化を防ぐ
・畦畔に棲むカメムシを田んぼに追い込まないように草刈り時期を調整する
といったことで、よほど条件の悪いところ(牧草地に隣接など)以外はカメムシ被害を抑えています。
カメムシ防除は真夏の作業になります。公的期間からカメムシ警報が出れば2回も3回もやらなくてはいけないし、当然その分の農薬代がかかります。それに濃い薬剤に触れればその影響も心配しないといけない・・・。
「化学農薬」に比べると「豊かな生態系」や「草刈り時期の調整」は絶対的なものではないので、確かに信頼しにくい面はあります。だけど、費用のこと、環境のこと、そしてなにより自分自身の負荷軽減。考えるべき時がきていると思います。政策的な誘導はもちろん必要だと思いますが、農家自身の意識改革も求めたいところですね。(めぐ)
ニホンカワウソ
今日「ニホンカワウソ絶滅」というニュースが報じられていました。私はこれまでニホンカワウソという存在をとくに気にしたことはありませんでしたが、絶滅してしまったと聞かされるとやっぱり残念な気持ちになります。
ニホンカワウソが絶滅した原因は主に棲息環境の悪化(護岸工事や環境汚染)と人間による乱獲だそうです。どちらも人間が関係することなので申し訳ない気もするのですが、あの魚を食べている映像を見る限り、人間からはけっこう煙たがられていたんだろうな、という印象も受けます。当時の人たちは「邪魔だなぁ。もうちょっと少なくなってくれればいいのに・・・」とか思っていたと思いますが、まさか絶滅する日が来るとは考えもしなかったと思います。
何というか、難しい問題ですよね。人間が生活していくうえで邪魔なものは邪魔だし、かといってそれらの生きものを完全にコントロールすることもできません。高度経済成長下の日本では生きものを見捨てることになってしまいましたが、今なら何か共生できる方法を考えることもできるだろうし、実践することだってできるはず!そう思いたいですね。
今回はニホンカワウソが中心でしたが、田んぼの生きものでもそのようなことが起きないようますます努力していかなければいけないな、と思いました。(めぐ)
田んぼの消毒
この時期は田んぼの消毒(たぶんカメムシ防除とイモチ菌消毒)をしている光景をよく見かけます。うちではこの手の防除や消毒をやらないので正直よく分からないのですが、暑い時期に大変だろうなぁ、と思いながらいつも遠目に見ています。なんで遠目かって?あんまり近付くと「手伝ってけ!」とか言われそうですからね(笑) (めぐ)
戻ってきた!
まだまだ暑い日が続いていますが、夏の暑さを避けて山に行っていた赤とんぼたちが田んぼに戻り始めたようです。毎年毎年の出来事ですけど、元気に帰ってきてくれるとやっぱり嬉しいですね(^^) (めぐ)
つや姫
山形県期待の新品種「つや姫」の田んぼ(有機栽培)です。うちは2年目の作付けになりますが、さすがに手探り状態だった去年よりはいい感じできているように思います。玄米のタンパク値の上限がある米なので施肥管理には気を遣いますが、だんだんコツが掴めてきたのかなーという感じですかね(^^;)このまま無事に秋を迎えられればと思います。(めぐ)
田んぼ
お盆休みのあいだにほぼ穂は出揃っていました。この田んぼは「ひとめぼれ」ですが、出穂は例年より何日か遅い感じです。まあこのくらいならぜんぜん問題ないですけどね(^^;)
問題といえば、この辺りはお盆の間もほとんど雨が降っていないそうで、私が戻ってからもずっと雨が降りません(>_<)まだ用水から水を引けるのでいいですが、予報はこの先もずっと晴れ。夕立でも何でもとにかくひと雨欲しいところです。そろそろ雨乞いが必要かな(^^;) (めぐ)
ついでに
一部仔猫たちの父親と思われる彼も顔を出してくれました。野良猫だからか顔つきがやたら険しく、かなり大きくて逞しい感じです。やっぱり野良の世界は強く逞しくなければ生きていけないんでしょうかね(^^;)とにかくこっちがビビるくらい迫力あるヤツです(笑) (めぐ)
猫たち
お盆休みを挟んで約1週間ぶりの再会です。だいぶお腹が空いていたみたいで、わざわざ私がいたラズベリー畑までエサの催促にやってきました。そしてこの食べっぷり(^^;)まあ何はともあれ元気でよかったですね(^^) (めぐ)
ひまわり
お盆休みを終えて山形に戻ってきました。うちの作業体系ではこの時期が農閑期なのでゆっくり休ませてもらっていますが、約1週間ぶりなのでまあいろいろと変化が起きています。
その中でいちばん目立っていたのがひまわりです。お盆前からポツポツ咲き始めていましたが、今日見たらほぼ咲き揃っていたようです。約150本が咲き揃うとさすがに華やかですね(^^)暑い時期に間に合ってくれてよかったです(笑) (めぐ)