月別アーカイブ: 2008年4月

ラ・フランスの花 その2




ラ・フランスの場合、大玉生産の観点から「摘蕾」という作業をします。言葉は難しいんですが、要はいちばん良い実になりそうな蕾だけを残し、他のは摘んでしまうということです。余計な花を咲かせないことで、貯蔵養分を有効に活用するということですね。この作業は短期間で一気に終わらせる必要があるので、作業段取や人の確保などなかなかたいへんなようです。

ということで、せっかく咲きそうな花も、写真のようになってしまいます。まあ仕方がないですよね!?

ラ・フランスの花 その1




ラ・フランスの花です。これからが見頃な感じですね。

ラ・フランスの花は、1つの花芽から複数(だいたい7〜9個)の蕾が飛び出し、それぞれに開花します。

なかなかきれいな花だと思いますが、果たしてこの花の運命は如何に!?

掘り上げウィーク




世間はゴールデンウィークに突入したそうですが、農家は田植え前の準備やくだものの花摘みなど、忙しい時期を過ごしています。

この時期、地域の共同作業で「水路の掘り上げ」というものがあります。年に一度、水路の大掃除といった感じでしょうかね(2回の地域もあるそうですが)。いろんな場所に田んぼを作っている人は、GW半分以上掘り上げということもあるそうですよ。

最近はコンクリート水路が整備されているところが多く、作業もだいぶ楽になってきています。ただ、土の水路の場合、土手の崩れを治したり、スコップで蓄まった泥などを上げたり、やっぱりなかなか大変です。ユンボなど機械力でやる方法もありますが、なかなか全部というわけにはいきませんしね・・・。

コンクリート水路は「維持管理労力の軽減」という面でとても優れていますが、「田んぼの生きもの調査」をしている立場としては手放しで「賛成」とは言いにくいところです。環境や生きものたちのことを考えれば土の水路がいいし、一方で参加する人の減少・高齢化などの問題も切実ですしね。

すぐに解決法が見つかる問題ではないと思いますが、「田んぼの生きもの調査」が地域ぐるみで環境を考える機会になったらいいなぁ、なんて思ったりもします。(隊長)

プール育苗開始




今日、苗代をプールにしました。

水を溜めてしまえば、その保温効果で寒さの影響を受けにくくなりますし、暑い日にはこまめに水かけをする手間もなくなります。そういう面で管理はすごく楽になりますね。このまま無事にいってほしいものです。写真は水を溜めた状態を撮ったものですが、ちょっと見にくいですかね。低いところが水没しかけているのが分かると思いますが。(めぐ)