月別アーカイブ: 2010年6月

増水中




連日の雨で水路の水が増えています。画像手前の大きい堀が排水堀で、いつもの水量は深さ20〜30?位なのですが、今はこんな感じです。

私の家は、南陽市でも一番低い地域にあり、田んぼの稲が見えなくなるほど増水することもたまにあるので、慣れてるといえば慣れてるのですが、あまりいい気分ではありませんね。

このメールをうっていたら、ラジオから大雨警報が出たとの情報が。勘弁してもらいたいものです。(一)

アイガモの田んぼ 3




そして押し終わったあとの田んぼです。最初の写真と比べると、なんとなくきれいになった感じはしますね。株元にはまだけっこうありますが、そのくらいはなんとか稲自身に対抗してもらい、さらにアイガモにも頑張ってほしいなと思っています。果たしてどうなるものでしょうか。(めぐ)

アイガモの田んぼ 2




うっすらと緑色に見える場所。近くで見るとこんな状態になっています。浅水なので生えているのはほとんどヒエですが、この状態を放置すればまず稲は負けてしまいますし、秋にはヒエがベタッと倒れて稲刈りにも苦労しそうですね。ということでアイガモたちに見守られながら除草機を押しました。なんとなくせつない・・・。次へ(めぐ)

アイガモの田んぼ 1




食味鑑定コンクールで2年連続金賞受賞しているこの田んぼ。去年も今年もそれなりのプレッシャーは感じますが、まあできることは限られているのでそれなりの栽培管理をしています。雑草対策も基本的にはアイガモ任せなのですが、彼らは水深の浅い場所には行きたがらないので、どうしても上手くいかない所がでてきてしまいます(写真の緑色に見える辺り)。

こうなってしまうとアイガモでは何ともならないので、人間が除草機でアシストすることになります。次へ。(めぐ)

交流田んぼ




2回目の調査が近付いてきました(7月3日)。その舞台となる交流田んぼは現在こんな感じです。

写真では分かりにくいかもしれませんが、稲の生育は至って順調。茎数は平均しては5〜7本くらいでしょうかね。雑草も生えてきていますが、もう一回除草機を押せば大丈夫そうですね。

何年か前に「交流田んぼ」を造ろうか?と話し合ったとき、いちばん不安だったのは「大勢の人が集まるのに、有機栽培でちゃんとした田んぼをつくれるだろうか?」ということでした。何度か恥はかきましたが、去年くらいからそれなりの舞台を提供できるようになってきました。

そんなこんなの交流田んぼですが、今年もみなさまのお越しをお待ちしております。次の調査は7月3日ですので、興味がある方は当センターまでお問い合わせください。(めぐ)

アイガモ




一心不乱にエサを食べています。ここ数日は脱走も収まり、かなり手の掛からない状態になってきました。それに、だいぶ大きくなりましたね。

田んぼでは除草の役割を担う彼ら。頑張っていろいろと動き回っているようですが、どうしても行動範囲には偏りが出てきてしまいます。あまり行かない場所では雑草が目立つようになってきました。なのでエサはそういったところまでわざわざ行って、アイガモが来なくちゃいけない状態にしてからあげるようにしています。どの程度の効果があるか分かりませんが、とりあえずはこの方法を続けてみようと思います。(めぐ)

ちなみに




私の田んぼ。ほぼ一面藻が覆い、水の中すらかなり見えにくい状況になってきました。水面下2〜3cmにいるヤゴがこんな感じなので、地表面には光が届かず、新たな雑草の発芽はほぼ防いでくれる状況となったようです(^-^)v

毎年雑草とは激しい格闘を繰り広げていますが、今年はどうやら私の勝ちみたいです。うーん、すごく嬉しいです(^o^)

(めぐ)

全国統一ヤゴ調査




生きもの調査をとりまとめている「NPO法人生物多様性農業支援センター(BASC)」がおこなう調査です。私たちも生きもの調査の一産地として取り組み、データを提出したいと思っています。

アカネ系(俗に言う赤とんぼ)のヤゴは、そのほとんどが田んぼに由来していると言われています。そのヤゴが農法や農薬の使用によってどのような影響を受けているのかを調べるのがこの調査の目的らしいです。そして、ここで集約されたデータは、秋に名古屋で開かれる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の関連イベント等で発表することを前向きに検討しているそうです。

最近問題になっているミツバチみたいなことがヤゴには起きないとは言えないし、赤とんぼは田園風景をもっとも象徴する生きものですからね。「生物多様性」という観点からも意義深い調査だと思いますので、関心のある方はぜひご参加いただきたいと思います。詳しい調査方法はBASCのHPをご覧ください。

そして、さっそく私もやってみました。最初の調査は10回網ですくって何匹入っているか?というものなのですが、この通り、それなりに入っていました。一匹もいなかったらどうしようかと思いましたが、とりあえずは良かったです。(めぐ)

たまには


たまには逆のお話を。

昨年まで4年に渡って、3反田で特別栽培米を生産しておりました。諸事情により今年から地元の農家様に田んぼをお任せすることにしました。その農家様の方針により慣行栽培になったようです。除草剤がしっかり効いているようで、田んぼには雑草は生えておらず、畔には枯れた雑草が姿を残す。人様にお任せした田んぼではあるが、畔に立ってみた。

激変である。オタマジャクシがいない。イモリがいない。畔にカエルもいない。アメンボはテリトリーを争うほどの数がいない。別に彼らを殺す条件の田んぼになった訳ではあるまい。食物連鎖の底辺を支える、微生物達が増えづらい条件の田んぼになったのだろう。「生きもの達に見かぎられた」といった表現が適当なのかもしれない。

当ブログでは、生きものが増え、見つかる内容の文章がメインとなっておりますが、1年、否、数ヶ月で激変した田んぼに衝撃を受けて、今回の投稿となりました。いかに自然とは繊細で敏感であるか、少しでも感じ取っていただければ幸いです。こば

米ぬかペレット




そろそろ田んぼの追肥の時期です。私の田んぼでは毎年窒素分8%の有機肥料を使っているのですが、今年は自家製の米ぬか・鶏糞ペレットも使うことにしました。米ぬかはミネラルをバランスよく含んでおり、一般に食味を上げる傾向があるといわれています。追肥に使うことで急に味が変わるとは思いませんが、少しでも栄養バランスの良いお米になってくれれば、とは思います。それに、肥料代の節約にもなれば「なお良し」です。(めぐ)