カテゴリー別アーカイブ: 以前の生きもの調査ブログから

つや姫の種もみ




なんだかんだでもう3月。そろそろ種もみの準備などをしようかと思っている今日この頃です。

で、これが山形県期待の新品種(この言い方はもう古いのかな?)、「つや姫」の種もみです。つや姫は高級ブランドを確立するため県内では認定された農家しか作付けできず、また作付け面積も制限されています。なので種もみも自家採取することはできず、配分面積に応じた量の種もみを申請して購入することになります。うちも申請した量の種もみが無事届いたので、これを元に美味しいつや姫づくりに励みたいところですね。

山形県では「つや姫」を生産者ライセンス制、タンパク値の上限設定などにより“高級ブランド米”にするべく販促活動をしています。いま新品種競争では北海道のお米(ゆめぴりか)が強くてなかなか苦戦しているようですが、美味しいお米であることは間違いないのでぜひ一度ご賞味いただければと思います。(めぐ)

お米のたまご 3




さらに「こめコッコォー卵」の続きです。

輸入トウモロコシを全量当地産のお米に転換するこのプロジェクト。飼料を切り替えた生産を開始し地元の生協さんはじめご理解ある取引先のみなさまと連携して先ごろ販売を開始いたしました。ただ、残念ながら今までのところは販売量が減ってしまっているそうです。まだ「こめコッコォー卵」の良さや取り組みの意義が充分宣伝できていないので判断は難しいところですが、せっかくの意義ある取り組みがこのまま埋もれてしまっては悲しいので今回宣伝を兼ねてこのブログに書かせていただきました。この「こめコッコォー卵」に関心のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お買い求めいただけますようお願いいたします(買える場所は限られていると思いますが・・・)。またお問い合わせ等ございましたら(農)山形おきたま産直センターまでよろしくお願いいたします。

いま、農業に対しては常に「大規模化」と「コストダウン」が求められています。しかし同時に「高品質」で「安心安全」への担保も求められていて、さらには「食料自給」や「環境保全」という観点からの取り組みまで求められ始めています。どれも大切なことだとは思いますが、これら総ての要望を満たすことは正直言ってかなり難しいことです。農家サイドが努力することはもちろんですが、流通、小売り、消費者の方々のご理解・ご協力、そして国からの適切な支援がなければ到底できないことでしょう。まだ時間はかかるかもしれませんが、そういった関係が構築されていくことを切に願いたいと思います。

最後に。私はお米の有機栽培が本業で養鶏にはまったく携わっていません。ただ、今回書いたような問題はかなり似通ったものがあると感じ長々と書かせていただきました。私たちが生産販売している農産物は市販のものに比べて安くないと思いますが、その裏にある理由をご理解いただき、これからも買い支えていただけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(めぐ)

お米のたまご 2




「こめコッコォー卵」の続きです。

写真のふたつの目玉焼き、黄身の色がけっこう違いますよね。スーパーで売っている一般的な卵(右)の黄身はオレンジ色に近く、お米飼料の平飼い卵「こめコッコォー卵」の黄身はレモン色に近い黄色に見えます。じつは私も今回初めて知って驚いたんですが、黄身の色はトウモロコシが有るか無いかでかなり違ってくるんだそうです。単純にトウモロコシをお米に置き換えただけの飼料を与え続けるとほぼ半透明な黄身(?)の卵になってしまい、それではあまりに違和感があり過ぎるので「こめコッコォー卵」の飼料にはマリーゴールドの粉を配合して“色”対策をしています。それでもこれくらいの違いが出てしまい、この色が一因となって敬遠されてしまうこともあるそうなんですが、こういう理由なのでご理解いただけるとありがたいですよね。

あ、ちなみに昔各家庭で飼っていたニワトリさんはトウモロコシは食べていなかったと思いますが、自由にいろいろなものを食べるなかである程度黄色い色素が摂れていたようで、黄身はある程度黄色かったそうです。

まだちょっと書きたいことがあるので次へ続きます。(めぐ)

お米のたまご 1




今回は(農)山形おきたま産直センターが取り組んでいる玄米育ちの平飼い卵「こめコッコォー卵」の紹介をさせていただきたいと思います。

「こめコッコォー卵」最大の特徴は、一般的な飼料の主原料であるトウモロコシ(配合の約6割)をすべて飼料米に切り替えていることです。飼料米作付に補助金が出るようになって以来、ときどき「お米を食べている〇〇〇」みたいな畜産物や加工品を見かけるようになりましたが、トウモロコシを全量飼料米に切り替えている商品はあまり無いような気がします。単純に割合が高ければいいというものではないかもしれませんが、「自給率向上」「地産地消」「フードマイレージ減」「循環型農業」等々、社会的にも意義のあるチャレンジではないかなぁと個人的には思っています。

ただ、問題になってくるのはやっぱりコストです。もともと平飼い(自由に動ける飼い方)はゲージ飼いに比べて高値なんですが、トウモロコシを全量お米にしたことで更にコストがアップ(x_x;)まだ商品の知名度、認知度が低いこともあり、販売面ではなかなか苦しいところがあるのも事実なようです。

うーん、ちょっと長くなりそうなので次へ続きます。(めぐ)

ハウスの除雪




東北地方の日本海側は週末大荒れの天気でした。ここまで少雪傾向で推移していた南陽市の雪も、帳尻を合わせるようにドカッと降ってしまいました(+_+)これまで少なかったので文句も言いにくいですが、もうちょっと手加減してくれればいいのになぁ・・・という感じです。

ということで今日はハウスの除雪をしています。まだ雪が軽いので潰されることはないと思いますが、気温が上がって雨など降られると怖いので今のうちにある程度やっておこうと思っています。まあハウスの肩を出す程度なんですけどね(^^;) (めぐ)

TPPについて




日米首脳会談後の共同声明でTPPについて「交渉に際し、一方的にすべての関税撤廃をあらかじめ約束することを求めるものではない」と言うような文言があったそうです。アメリカは何としてでも日本をTPPに引きずり込みたいわけですから、まあこの程度のことはリップサービスとして言うだろうな、というのが個人的な感想です。今後政府もメディアもこの言葉をまるで“例外化へのお墨付きを得た”かのように伝えるでしょうが、本当にそうなのかよく考える必要はあるでしょう。

それにしても、これで交渉参加を否定することは難しくなってしまったでしょうね。ここから先は政府自民党と官僚が本当に国益を守る交渉ができるのか?メディアは正しい情報を隠さず国民に伝えてくれるのか?ということが問題になってくるでしょう。本来してくれて当たりまえのことなんでしょうけど、ここに信頼が置けないところに我が国の哀しさがあるように感じます。交渉に参加するのであれば少なくとも情報を包み隠すようなことは止めてほしいものですが、TPPは“秘密交渉”という側面もあるようなので、果たしてどうなるものか個人的にはとても心配です。

TPP参加の是非を普通に考えた場合、もしアメリカの顔色を窺う必要がなければ誰がここまで参加を推進したでしょう?「アメリカが言うんだから仕方ないよ」とか「中国韓国に対抗するにはしょうがないよ」と考える人が多いようですが、TPPをかつての牛肉やオレンジ自由化交渉の延長戦のように捉えるのはかなり危険なことなように思います。なんたってわざわざ首脳同士が会談して「すべての関税撤廃を求めるものではない」ことを確認しなくちゃいけないほど包括的な自由化を目指している訳ですから。今回のTPPについては多国籍企業や国際金融資本が推進の原動力であり資金源であることは間違いないでしょう。それらのために日本が長い時間をかけて醸成してきた社会制度や文化まで変えられてしまっていいんでしょうか?それで日本に何が残るんでしょうか?すべての人が主体的かつ真剣に考えるべき問題だと思います。そして真剣な議論がなされた上で参加の是非を決めていただきたいものだと切に願います。

それにしても、もともとのTPPはシンガポール、ニュージーランド、ブルネイ、チリの4か国が始めたとても小さな経済圏の自由貿易協定(2006年発効)でした。なんでこんなことになっちゃったのかな・・・。


あ、ついでに書いておきたいことがありました。

安倍総理は最初の総理就任時に「美しい国 日本」というスローガンを掲げていたように思います。あの当時は「何を寝ぼけたこと言ってんだ、このお坊っちゃんは!」と思っていましたが、もし本気で言っていたのであればTPPが「美しい国 日本」にどの程度の影響を与えるのか分かろうというもの。世襲議員故に抱えているしがらみも人一倍だとは思いますが、ここは信念を貫いて踏ん張ってほしいと思います。そうじゃないとあなたの自民党が選挙前に立てたこの看板が泣きますよー!

長くなりましたが以上です。(めぐ)

かなり乾いた!




ほとんど乾いた染み大根、重さを計ってみたらなんと4gまで減量していました(笑)切った段階ではだいたい300g以上はあったと思うので、ほとんど激やせな感じですね。ある意味羨ましい…(^^;)

これを水で戻すとどうなるのか?すごく興味があるところですが、それはまた後日やってみたいと思います。(めぐ)

染み大根




干してから約半月、かなり水分が無くなってカラカラになってきました。見た目ではほとんど出来上がっているように思うんですが、長期保存するにはちょっとでも水分があるとよくないそうなので、このままもうしばらく吊るしておこうと思います。(めぐ)

定期総会




昨日は(農)山形おきたま産直センターの第16回定期総会が開催されました。

定期総会とは株式会社で云うところの株主総会みたいな位置付けで、この一年の運営を総括し次年度以降の方針を話し合う、組織運営上とても重要な会になります。今回も厳しい社会情勢を踏まえていろいろ活発な議論が展開されましたが、決まった方針のもと組合員一同力を合わせて頑張っていければいいなと思っています。

毎年定期総会に合わせて記念講演(学習会)があるのですが、今回は米粉食品指導員の長岡純子さんがお米と米粉の利用拡大についてお話をしてくださいました。お米、米粉の利用拡大についてはさまざまな機会に検討がされていますが、長岡さんのお話で面白かったのは、米粉を単に小麦粉の代用として考えていては消費を伸ばすことはできないということでした。小麦粉に対しお米、米粉の優れている点をよく理解した上で、品質がよく無理のない利用方法を普及していかなければ長続きしない!という考え方はじつにその通りだと思います。食糧自給率から考えた米粉利用拡大と、小麦粉に対する優位性を生かした利用拡大という2つの観点。これらがうまく噛み合って真の利用拡大が進めばいいなぁと思いますし、私たちも頑張っていかなければいけないなぁとも思います。

今回の講演はあらためて“消費者目線”ということを意識するいいきっかけになったと思います。今後の農作物生産&販売に生かしていきたいものですね。(めぐ)