
ここしばらく積もるような雪も降らず、昨日と今日の午前中は雨。かなり雪が減ってきたという実感はあったのですが、遠くの山々(飯豊山系)を見ると緑色が見えます。こんなところからも春が近づいてきた感じがしますね(^_^)雪が降ればまた白くなるんだろうけど(^^;) (めぐ)
芒取り&選別作業 4

左から「コシヒカリ」「つや姫」「ひとめぼれ」の種籾です。写真なのでほとんど同じに見えると思いますが、肉眼で見てもほとんど違いは分かりません(笑)なので品種を取り違えたり混ざってしまったりすると致命的なことになるので、取り扱いや保管にはかなり気を遣っています。
ついでに。JAS有機栽培では有機種子を使わなければいけない(著しく入手困難な場合を除く)のですが、現状では有機種子の供給体制はほとんど整っていません。有機JAS法が制定されて約10年になりますが、遅ればせながら山形県でも有機農業者協議会を中心に有機種子の供給体制づくりを始めているところです。そんな経緯から(農)山形おきたま産直センターも有機種子の生産・供給を始めた訳ですが、雑草が稲に影響を与えないような管理が求められるのでなかなか気を遣います。なので正直「もうちょっと支援とかあればいいのになぁ・・・」なんて思うことも多いんですよね。
そんな苦労話(愚痴!?)を書きつつ、芒取り&選別作業1〜4を終わりにしたいと思います。(めぐ)
芒取り&選別作業 3

出来上がりはこんな感じです。だいたい芒も取れてるし粒も揃ってますよね!?
今は「だつぼー君(その1参照)」という機械だけで芒取り&網目選別までできるようになったのですが、この機械を導入するまでは≪芒取り機→昇降機→ライスグレーダー(網目選別)→昇降機→比重選別機≫というラインを組んで作業していたのでなかなか大変でした。機械が多ければその分の保管場所も必要ですしね。そういう意味でもこの機械はとっても重宝しています(^^)
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芒取り&選別作業 2

芒取り&選別する前の籾です。籾に芒(のぎ 籾から伸びているヒゲみたいなもの)が残っていますが、芒があると種まき機が詰まったりする可能性があるので取り除く必要があります。そして、充実していない籾もあまり良くないので取り除きます。そして出来上がったのが・・・
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芒取り&選別作業 1

今日から3月。山形はまだまだ冬な感じですが、そろそろ種籾(有機種子)の準備を始めました。
種籾を準備する場合、大きく分けて農協等から買う方法と自家採種する方法があります。今は大多数の農家が前者だと思いますが、うちは自家採種をしています。なぜって?ある程度の量が必要なこともあるし、そもそも有機種子はほとんど一般流通されてませんからね(-_-)
自家採種の場合、その田んぼの管理に気を遣う(性質の違う稲や雑草の種が混ざらないようにする。無農薬なのでいろいろと大変)ことはもちろん、芒取り・選別などの作業も必要になるのでかなり手間はかかります。
写真は芒取り&選別作業をしているところです。この機械が一連の流れでやってくれるので比較的楽ではあるんですが、供給分含めて1500kgくらいやらなくちゃいけないのでけっこう時間はかかります(^^;)
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雪の下の生きもの調査 2

採取してきた土をきれいに洗い、濁りのない状態でイトミミズ等を探します。水温が低いと動きが鈍くて見つけにくいので、私たちは30℃くらいのぬるま湯の中で探すようにしています。矢印の先に半透明の「C」の字みたいなのがイトミミズなんですが、この写真で分かりますかね?私たちも目を凝らして必死に探しています(^^;)
今年は「冬期湛水」が環境直接支払いのメニューになったこともあり、その筋では「雪の下は実際どうなってるの?」という関心が密かに高まってきています。ということで今回は公的機関からの参加もあり、いろいろと意見交換もできてよかったです。雪の下のことはまだはっきりしない点も多いのですが、こういった取り組みから積雪地帯での冬期湛水の効果を明らかにしていければいいなと思っています。(めぐ)
雪の下の生きもの調査 1

今日は「雪の下の生きもの調査」をおこないました。ふつう「生きもの調査」といえば暖かい時期にやるものなんですが、何年か前に「雪の下でも水が溜まっていれば生きもの(イトミミズ等)はゆっくりと活動している」という話を聞いてうちでもやってみようと思い、今年で三年目の取り組みになります。
で、写真は田んぼに積もった雪を掘っているところです。積雪は50cm程度だったのでそれほど大変ではありませんでしたが、ここから土を採取してイトミミズ等を調べます。
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JAS有機のシール

今日は明日出荷するJAS有機栽培米の準備をしていました。
この写真の中央に光輝くJAS有機のシール。このシールは「有機農産物の日本農林規格(JAS有機)」という国の規格をクリアした農産物にしか貼ることができない、本来ならばとても価値のあるシールなんですが・・・どうにも認知度が低いのが悩みなんですよね(>_<)
日本農林規格(JAS)が定める有機農産物の規格は生産管理から書類の記入まで多岐にわたり、その内容もかなり厳格なものになっています。私たちもそれなりの労力を注いでJAS有機を取得し有機農産物の生産に励んでいるので、JAS有機の認知度が向上してくれないと努力が報われないし正直困るんですよね(>_<。)お国はこれだけ厳しい基準を課しているわけなんだから、せめてそれに見合った広報はしてほしいものです。今のままじゃただ農家に厳しいだけで、本来の目的である有機農産物の普及拡大なんて“夢のまた夢”みたいな話ですからね。
ちょっと愚痴っぽくなりましたが、有機栽培米を出荷するときにはいつもいつもそんなことを考えています。(めぐ)
びっくりドンキー 生産者協議会

今日はハンバーグレストラン「びっくりドンキー」を経営している(株)アレフの生産者協議会が開催されました。
(株)アレフは環境問題にすごく力を入れて取り組んでいて、同じく環境重視の稲作に取り組んでいる私たちもアレフに負けじと頑張っているところです。もちろんバイヤーさんと生産者団体という関係なので、すべてが「同じ目線」という訳にはいきません。そこでこういった場で考え方を共有し、同じ方向性で頑張っていこうというのがこの協議会の主旨であると思います。今回もなかなか実りある協議会でしたし、私たちもまた頑張っていかなくちゃなと感じているところです。
いまびっくりドンキーでは「無農薬米」をお店で提供することを検討されていて、既に一部の店舗では提供を始めています。という訳で私たちも無農薬米(うちはJAS有機)の面積拡大が差し迫った課題になっています。生産現場としては技術、労力、コストなど課題も多いのですが、外食チェーンが無農薬を提供するなんて前代未聞ですし、実現すれば世間に与えるインパクトも大きいはず。いろいろと難しいことも多いですが、生産現場の私たちも頑張っていきたいものですね。(めぐ)
冬期湛水@交流田んぼ

ここ数日の安定した天気に昨日は雪ではなく雨降り。そして今日は風は強いけどスカッとした晴れ。なんだか春が近づいてきている感じがしますね。これが気のせいじゃないことを願いたいものです(^^)
雪もかなり減ってきたので交流田んぼの湛水状況を確認してみたのですが、とりあえずちゃんと水が溜まっていたので安堵しています。交流田んぼはJAS有機なので溜まってなくても環境直接支払いは受けられるのですが、溜めてるつもりなのに溜まっていないというのもなんだか残念ですからね。
「特別栽培+冬期湛水」で環境直接支払いを受ける場合、基準では2ヶ月間以上水が溜まっていないといけません。そして山形県では雪に覆われている期間は湛水期間に含まないという方針らしいので、2ヶ月湛水はなかなか厳しいハードルとなっています。税金を投入する以上確認できないところまで認めることが難しいことは理解しますが、積雪地域にとっては正直厳しいですよね(-_-)
積雪地帯での取り組み実績が少ないことも認められない一因ということらしいので、直接支払い以前から取り組んでいた我々としてはいろいろなデータを残していくことにも大切だと考えています。どこまでできるかは分かりませんが、先進地域のひとつとして頑張っていきたいですね。(めぐ)
