
温湯処理、浸種(種もみにたっぷり水を吸わせること)の次は“芽出し”をおこないます。
芽出しはうちでは25℃の温水に1日半(目安)浸けておく方法でおこなっていますが、今年はちょうどいい具合に芽が揃ってくれました。写真でもちょこっと芽が動いているのが分かりますよね?伸びすぎると折れてしまったりするので、この程度がいちばんいい感じなんですよ。
芽出しが終わった種もみは脱水機にかけて水を切り、風通しのいい環境で種まきまで保管します。ちなみにうちは5日から種まきの予定です。(めぐ)
10年過ぎた・・・
今日は年度末の3月31日。個人的なことになりますが、私が山形に来てちょうど10年が経ったということになります。
私は県の農業研修制度(平成15年度)で山形に来た訳ですが、研修期間は1年間でその先のことは何も決めていませんでした。農業も農村のことも何も知らなかったので「1年間やってみて可能性が見えれば続けるし、ダメなら辞めるしかないな」くらいに考えていました。それがなんだかんだでもう10年・・・。自分のことながら、なんだか不思議な気分もします(^^;)
この10年をひと言で振り返ると、「思ったより時間かかったよなぁ。でもこれは必要な時間だったんだろうなぁ。。。」という感じです。縁も所縁もない土地で新しいことを始めるのに、私は「まず1年、かかっても2、3年真面目にやればある程度は認めてもらえるだろうし、そのうちいい話もあるだろう」くらいに考えていました。農業・農村は後継者不足だという触れ込みでしたし、今にして思えばかなり楽観的に考えていたと思います。1年2年と続けていくうちにその考えが間違っていたことには気付いたのですが、同時に水稲の有機栽培の面白さにも目覚め始めてしまい、自身には大した展望もないのに農村に居続けてしまいました。そして2年ほど前に「さすがにもう続けられない」と考え辞意を伝えたのですが、そこでの話し合いでちょっと感じるところがあり、気持ちを入れ直して現在に至っています。そして私自身の心境の変化もあってか、以前よりは建設的に頑張れているような気はします。
この10年、農業も農村も私自身もちょっとずつ変わってきたんだろうなと思います。私が来た頃は他所からの“新規就農者”なんてほとんどいませんでしたが、今は国や県の後継・雇用対策などもあってそれほど珍しい存在ではなくなってきています。農政を含めてまだまだ新規就農者にとっては難しいことが多いですが、その存在を認めてもらえるところまではきましたからね。
この先10年を考えたとき、農業も農村も私自身もどうなっているのかイマイチよく分かりません。現在の情勢ではTPP等もあって外的要因は厳しい方向にいってしまうように思いますが、私自身としてはより主体的に頑張っていこうと思っています。
最後に。昨年引退した松井秀喜はあれだけの実績を残したにもかかわらず、引退に際し「もうちょっといい選手になれたかもね」という言葉を残しました。私は松井選手の域には到底及びませんが、最大限の努力をした上で最後はそういう締め括りができるくらいまで頑張ってみたいと思っています。この先10年もそれ以降も、もっともっと頑張らないとなー。
年度末の日にちょこっと心の内を書いてみましたが以上です。来年度もよろしくお願いいたします。(めぐ)
温湯処理 2

あ、温湯処理の続きがありました。
62℃のお湯に7分間浸けた種もみは、出したらすぐに冷水でジャバジャバやって中までしっかり冷まします。熱が残っていると発芽不良の原因になることがあるので、ここがいちばん大事なポイントかもしれませんね。ということで付記しておきたいと思います。(めぐ)
温湯処理 1

ちょっとタイミングが遅くなってしまいましたが、今日は種もみの温湯処理について書きたいと思います。
“温湯処理”とはお湯によって種もみに付いている(かもしれない)病原菌を殺菌する方法のことをいいます。種子消毒は農薬を用いておこなうことが一般的なようですが、お湯だけで殺菌することができれば環境にもやさしいですよね。
温湯処理の方法ですが、うちでは種もみを62℃のお湯に7分間浸けて殺菌しています。この方法で確実に殺菌できますが、農薬のように残効はないので殺菌後の種もみ管理には注意が必要です。農薬よりちょっと手間はかかるんだと思いますが、どんどん普及していってほしい技術だと思います。
うちは22日に温湯処理を済ませ、今日から「催芽(種まき前にちょっと芽を出させること)」をしています。その様子はまた後日にて。(めぐ)
上から見た雪みず田んぼ 3

安定的に水が溜まっている田んぼでは土の表面付近でイトミミズがゆらゆらと活動し、結果として土を肥やす働きをしてくれます。イトミミズの活動は水温が高いほうが活発ですが、水が溜まっていれば雪の下でもゆっくりゆっくり活動します。そして今日みたいに暖かい天気だとそれなりに水温が上がるので、肉眼で動いているのを確認することもできるんですよ。
冬期間雪の下で地道に土を肥やしてくれたイトミミズ。これからは水温が上がってくるのでもっともっと活躍をしてもらうことになりますが、彼らの“土づくり”をこれからの米づくりに役立てていきたいものですね。(めぐ)
上から見た雪みず田んぼ 2

今回はイトミミズを取り上げようかと思いましたが、その前に湛水していない田んぼはどんな感じなのかを見ていただきたいと思います。
ちょうど雪解け時期なので若干の水はありますが、水を溜めようとしている田んぼかしていない田んぼかは分かりますよね?冬期湛水が環境直接支払いのメニューになって以降その確認方法がいろいろ問題になっているようですが、この時期に確認してくれればほんとは分かりやすいんですけどね(^^;)
では次こそイトミミズについて書きたいと思います。(めぐ)
上から見た雪みず田んぼ 1

漆山地区の赤湯バイパスから北方向の田んぼを撮ってみました。ここは多くの農家が“雪みず田んぼ”に取り組んでいる場所なので、ほぼ一面水が溜まっているように見えますね。
冬期間水を溜めておくメリットは一般的に
・渡り鳥のエサ場確保
・土づくりの促進
・地下水への涵養効果
などが云われています。私個人としては
・広い意味での生物多様性の維持
・雪の下での土づくりを促進する
・地下水への涵養効果
などを目的にしていますが、元々雪に覆われて何もできない期間なので、湛水してちょっとでも効果があるのならそれで良し、くらいのイメージで取り組んでいます。
積雪地帯の“雪みず田んぼ”はその効果が見えにくいことが難点なんですが、次項で土づくりに頑張ってくれるイトミミズをちょっと取り上げてみたいと思います。(めぐ)
お米屋さん

土曜日は産直センターの仕事で東京に行っていましたが、せっかく東京に行ったので実家を拠点に東京と千葉のお米屋さんを何軒か回らせていただきました。アポなしのお米屋さん訪問は初めての経験でしたが、お店の方々には貴重な時間を割いて応対していただきとても感謝しています。本当にありがとうございました。
今回私の目的は「お米屋さんの考え方を聞かせていただくこと」でした。私は私なりに頑張って米づくりに取り組んでいるつもりですが、日々お客様と接しているお米屋さんの農家やお米に対する要求を直接伺う機会はあまりなかったので、今回は思い切って飛び込んでみようと思いました。そしていろいろお話ししたなかでも「そんなこと考えたこともなかった・・・」ということが幾つもあり、やっぱり来てよかったなと感じています。
私はまだまだ修行中の身なのでどこまでできるか分かりませんが、少しでも消費者が満足してくれるお米をつくりたいとは思っています。今年の米づくりはこれから始まるところですが、今回の経験も踏まえてより良いお米を育てたいと思います。そして自信作のお米を持ってまたお米屋さんを回ってみたいですね。そのときはまたよろしくお願いします。(めぐ)
桜並木

昨日から桜ネタが続きます。
こちらは私の実家から程近い松戸市八ヶ崎のサクラ並木です。見るからに満開な感じでとても綺麗でしたが、町内の掲示板に貼られている案内では4月6、7日がさくら祭りなんだそうです。そこまではなかなか難しいと思いますが、ちょっとでも長く咲いていてほしいものですね。(めぐ)
桜が咲いてるー!

今日はおきたま産直センターの販促活動で東京に来ています。
ニュース等で「東京はいま桜が満開!」とやっていたので情報としては知っていましたが、実際に満開の桜を目の当たりにすると正直驚きますね。だって今朝山形は霙が降ってましたもん(^^;)新幹線でわずか2時間ちょっとの距離ですが、このギャップはなかなかなものです(笑) (めぐ)
