月別アーカイブ: 2013年3月

芒取り 1




周りの農家に先駆け、いよいよ種もみの準備開始です。

種もみは農協などから購入する方法と自家採取する方法がありますが、今は買う人のほうが圧倒的に多いのではないかと思います。購入する種子は芒取りまで終わっているのでそのまま種子消毒から入ればいいのですが、自家採種の場合は芒取りから始めなければいけないのでひと手間多く掛かります。ということでひと足早く作業スタートです。

日常生活ではめったに出会わない「芒」という字。何と読むか分かりますか?何のことだか分かりますか?。読みは“のぎ”で、この細いヒゲみたいな部分(写真参照)のことを指すんですよ(辞書では「イネ、ムギなどの実の殻にある堅い毛」とある)。そして芒が残っていて何が不都合かというと、播種機械での種まきが安定しなくなってしまうのです。種は均等にまかれていないといろいろ困りますからね(^^;)

そんな理由で芒取り作業をしているわけですが、作業については次回書きたいと思います。(めぐ)

つや姫の種もみ




なんだかんだでもう3月。そろそろ種もみの準備などをしようかと思っている今日この頃です。

で、これが山形県期待の新品種(この言い方はもう古いのかな?)、「つや姫」の種もみです。つや姫は高級ブランドを確立するため県内では認定された農家しか作付けできず、また作付け面積も制限されています。なので種もみも自家採取することはできず、配分面積に応じた量の種もみを申請して購入することになります。うちも申請した量の種もみが無事届いたので、これを元に美味しいつや姫づくりに励みたいところですね。

山形県では「つや姫」を生産者ライセンス制、タンパク値の上限設定などにより“高級ブランド米”にするべく販促活動をしています。いま新品種競争では北海道のお米(ゆめぴりか)が強くてなかなか苦戦しているようですが、美味しいお米であることは間違いないのでぜひ一度ご賞味いただければと思います。(めぐ)

お米のたまご 3




さらに「こめコッコォー卵」の続きです。

輸入トウモロコシを全量当地産のお米に転換するこのプロジェクト。飼料を切り替えた生産を開始し地元の生協さんはじめご理解ある取引先のみなさまと連携して先ごろ販売を開始いたしました。ただ、残念ながら今までのところは販売量が減ってしまっているそうです。まだ「こめコッコォー卵」の良さや取り組みの意義が充分宣伝できていないので判断は難しいところですが、せっかくの意義ある取り組みがこのまま埋もれてしまっては悲しいので今回宣伝を兼ねてこのブログに書かせていただきました。この「こめコッコォー卵」に関心のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お買い求めいただけますようお願いいたします(買える場所は限られていると思いますが・・・)。またお問い合わせ等ございましたら(農)山形おきたま産直センターまでよろしくお願いいたします。

いま、農業に対しては常に「大規模化」と「コストダウン」が求められています。しかし同時に「高品質」で「安心安全」への担保も求められていて、さらには「食料自給」や「環境保全」という観点からの取り組みまで求められ始めています。どれも大切なことだとは思いますが、これら総ての要望を満たすことは正直言ってかなり難しいことです。農家サイドが努力することはもちろんですが、流通、小売り、消費者の方々のご理解・ご協力、そして国からの適切な支援がなければ到底できないことでしょう。まだ時間はかかるかもしれませんが、そういった関係が構築されていくことを切に願いたいと思います。

最後に。私はお米の有機栽培が本業で養鶏にはまったく携わっていません。ただ、今回書いたような問題はかなり似通ったものがあると感じ長々と書かせていただきました。私たちが生産販売している農産物は市販のものに比べて安くないと思いますが、その裏にある理由をご理解いただき、これからも買い支えていただけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(めぐ)