前回はカメムシ対策について書いてみましたが、今回は検査基準等について書いてみたいと思います。多少批判的な文体になるかもしれませんがご容赦ください。
まず、穀物検査の検査基準についてです。かなり大雑把に書きますが、カメムシ被害粒(着色粒)は1等は0.1%以内(1000粒に1粒)、2等で0.3%以内、3等で0.7%以内、それ以上だと規格外になります。
それに対し、外国産の米の場合は等級はなく、着色粒は1.0%までが合格品になるそうなんです。(-_-)・・・ 。この違いはいったい何???
現在の農産物検査法は昭和26年に定められたものなんだそうです。そして現在では色彩選別機という機械が普及し、被害粒(斑点米)や異物をそれなりの精度で取り除くことができるようになっています。となればこの品位規格は見直されて然るべきだと思いますがね・・・。
お米の等級が下がれば当然農家は収入減になりますから、農薬によるカメムシ防除を躍起になってするんだと思います。ただ、防除に関しては周辺環境や生態系に与える影響、防除をおこなう作業者(特に無人ヘリ従事者)への健康被害などが一部で懸念されていますよね。せめて外国産並みに基準が緩和されれば、こういった問題も多少は改善される気がするんですが・・・。防除費の軽減にもなるハズだし・・・。
こういった問題を改善するには、まず公的機関や農家自身がもっともっと農薬に頼らない防除方法を研究し、実践していかなければいけないとも思います。そして、それと平行して「不当」とも思える検査基準を改正していかなければいけないと私は思います。
長くなりましたが、そもそも私がカメムシ防除に興味を持ったのは「カメムシはイネ科の雑草の方が好き」ということを知ったからです。その時私はこう思いました。「コメが好きならともかく、好きでもないのに食われて(加害されて)たまるか!」と。そんな思いもあって延々と書いてしまいましたが、この辺で切り上げたいと思います。(めぐ)
※今回は参考資料としてNPO法人民間稲作研究所の稲葉先生の文献を参考・引用させていただきました。
