ここ数週間、ホテルや旅館、外食産業の謝罪会見のニュースを見ない日はありません。いちばん大規模で悪質と思われるイオンの中国米の件が一切扱われないなかでこちらばかりが報道され続けることに違和感を感じつつも、こういったことが一刻も早く改善されることを希望したいと思っています。
こういったことがあると、お役所が規制強化に乗り出してくることがよくありますよね。不正を防ぐために法律を整備することは行政として当然のことだと思います(本来なら問題が起きる前に整えていてほしいですが)。ただ、規制だけがどんどん強化されて実質現場は何もできなくなる、というような規制の仕方は勘弁してほしいなとも思っています。
私がそう考えるのはやっぱりJAS有機(有機農産物の日本農林規格)の影響が強いんだろうと思います。目的として「農業の自然循環機能の維持増進を図るため、土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させるとともに、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した栽培管理方法を採用したほ場においてせいさんすること」という素晴らしい理念が掲げられているのに、実際にはもう“規制規制”でほとんど普及に至らないという現状。市場に出回る有機農産物のほとんどが外国産という現状。「有機農産物の日本農林規格」なのに・・・。
消費者の利益と生産現場ができることとのバランス。いろいろな考え方があるなかでの線引きはかなり難しいものだとは思います。でも、本来の目的を見失わず、どちらも許容できる範囲に線引きしてほしいところですね。そういった対応をお願いしたいものだと個人的には思っています。
