足踏み脱穀機




足踏み式の脱穀機です。文字は右から書いてあるし、とにかく古そうな代物だと思われます。この道具を知っているか知らないかである程度世代が判ってしまうそうですよ。もちろん私は知りませんでしたけどね(笑)

さて、何でこんな代物が今さら登場したかというと、じつはあんまり愉快な話ではないんです。稲刈り前の稲穂(玄米)の放射性物質測定のため、手刈りした稲を脱穀するために使うんですから・・・。

検査には2.5kgの籾が必要で、それには約100株分の稲穂を脱穀しなければならないそうなんです。さすがにその程度の量をコンバインで刈るわけにもいかず、そうなると手で刈って千歯こぎや手動の脱穀機で籾にしなくちゃ・・・という訳なんです(>_<)1ヶ所当たり100株刈るのも大変ですが、脱穀作業もやったことがないのでどうなるもんだか(^^;)って感じです。まさかこんな状況下で農機具の進化過程を学ぶことになるとは思いませんでしたが、まあこの非常事態ですからね。昔の人の技術力に感謝しつつ、この脱穀機には頑張っていただきたいと思います。

と、ここまでは冗談半分みたいなことを書きましたが、放射能測定に関しては私たちもかなり細かく調べるつもりで準備をしています(お米以外の農産物でも適宜検査を実施済み)。これまで山形県の検査では、県外から購入した稲わらを与えられた肉牛など因果関係がはっきりしている事例以外での検出は無いのですが、やはり心配なことは心配です。私は日々入ってくる情報や毎日見つめている生きものたちの姿から「まず問題ない」と思っていますが、消費者の皆さまには測定結果でしか安全安心を伝えられないことに多少のもどかしさも感じています。しかし相手は放射性物質ですから、きちっとした科学的検査が必要であることも理解はしています。今できることとして、稲刈り前と収穫後の検査を可能な限りきめ細かく実施し、安全を確認した上で消費者の皆さまにお届けできることを切に願っています。

それにしても・・・、原発や放射能に関する情報は、政府や東電の情報開示や対応がじつに不誠実ですよね。分からないのか隠しているのか騙そうとしているのか知りませんが、その不誠実さが多くの人を不安にしていることはきちんと認識して対応してほしいものです。ホントにみんな困ってるんだから・・・。

足踏み式脱穀機の感動からから最後は愚痴のような文章になってしまいましたが、とにかく放射性物質が不検出であることを願いたいと思います。(めぐ)

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