農政新時代キャラバン

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今日は農水省主催の「農政新時代キャラバン」というものに参加してきました。
このキャラバン、簡単にいうとTPPの大筋合意を受け、国が各県毎にTPPの概要やそれに対する農業政策などを説明する会、という感じでしょうかね。正直「もっと早くやってくれよ!」というタイミングでの開催でしたが、知らないよりは知っていたほうがいいと思い参加してみました。
TPPに関してはこれまで”非公式”な情報ばかりが出ていましたが、今回は国から”正式”な資料をいただき、説明もしていただきました。品目毎の試算とか「それどうなの??」みたいなものもありましたが、内容自体はよく理解することができました。
政府はTPPに際して「攻めの農林水産業への転換」という目標を掲げて新たな施策と予算措置をしているようで、それについての説明もありました。「攻め」という言葉の通り競争力を高めるための施策がずらりと並んでいましたが、この程度のことでアメリカやオーストラリアなどの農業大国に対抗できるような変化が起きるのか正直私には疑問です。
質疑応答のとき、「勝つための施策ばかりではなく、ヨーロッパのように自然環境の保護とかに汗を流している農家への支援(環境直接支払い等)を手厚くできないのか?」と、「学校給食で米飯の日を増やすとか、国内消費を増やすために予算を割けないのか?」ということを発言してきました。とりあえずは持ち帰って検討してくださるそうなので、少しだけ期待してみたいと思います。

ちなみに私はTPPには反対の立場です。農業でもそれ以外の分野でも、際限ない自由化など必要ないと思っています。いまはアメリカ国内が割れているようなのでこのまま発効しなければいいなと思っていますが、果たしてどうなるものでしょう?日本の農業がこのままでいいとも思いませんが、可能であれば外圧ではなく自らの意思で変えていけたらいいなと思いますね。


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