稲の成長とともに、網を張るタイプのクモがかなり目立ってきました(写真はアシナガグモとオニグモ)。
彼らが張り巡らせるクモの巣と捕食活動によって、斑点米の原因を作るカメムシは田んぼで活動しにくい状況になります。つまり、クモは私たちにとってはとても大切な”益虫”ということですね。クモを増やすために特別何かをしているわけではありませんが、田んぼの生きものバランスを調えてあげることで、結果としてこのような恩恵に預かることができるというのは面白いことだなと思います。
一般的な田んぼではこれからカメムシ防除をおこなうので、クモを含む多くの生きものまで”巻き添え”にされてしまっていますが、ちょっと立ち止まってよく考えてみてほしい問題だなと思っています。無駄な殺生はなるべく避けたいですからね。
クモ
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