そしてこれが出来上がりです。ほぼ完璧な感じですね(笑)
この作業は藁くずが混ざると精度が落ちるようで、今年はだいぶ手間暇がかかってしまいました。このままでは時間がかかり過ぎるので、来年からは予め異物を取り除く方策(籾摺り機に通すなど)を検討しなくちゃいけないなと感じています。
多くの農家は農協等から種子を購入しているのでこの作業は不要なのですが、JAS有機の管理においては「極力有機種子を・・・」ということなので、産直センターではこのような作業をして有機種子を確保しています。
ときどき「JAS有機」と「無農薬」との違いって何?と質問されますが、こういった細かい部分にまで規定があること(例えば隣接農地との緩衝地帯などもそう)がJAS有機の特徴なのかと思います。もちろん「無農薬」がそれらを無視しているという意味ではなく、法的な決まりがないということです。こういった微妙な部分まで法律で担保している無農薬栽培がJAS有機栽培だと理解していただけば、とJAS有機栽培をしているひとりとして思います。
ちなみに・・・。有機JAS法の規定はあまりに厳しすぎ、また個人の費用負担も安くないことから無農薬栽培をしていてもJAS有機を取得しない農家も存在します。欧米で云うところの「オーガニック」。どのラインが適正なのか、再検討が必要な時期に差し掛かってきているのかもしれませんね。
なんだか本題より長くなってしまいましたが以上です。(めぐ)