雪の下の大根掘り 2




収穫して洗い終わった大根たちです。土から出ている首の部分が一度凍みてしまっているものもけっこうあり、市場に出荷するのは素人目にもちょっと厳しい感じがします。なので直売所等で「雪中大根」として並べてもらおうかと思っていますが、売れるかどうかちょっと楽しみですね。凍みた部分以外はぜんぜん問題なく食べられるし、いまは市場価格が高騰している(スーパーでは1本250円くらいで売られている)ところですから、値段次第でなんとかなるような気はするんですけど・・・。

今回の作業はほとんど「好奇心」から始まっているので採算面のことはあまり考えていませんが、仮に1本100円だったとすると100本で10,000円ということになります。収穫に関わる労力だけでも7時間程度(二人合計)かかりましたから、計算上“すごく儲かる!”という感じはしませんよね。今回私はその一端をかじっただけですが、農産物でも工業製品でもその「適正価格」というものについてもう一度よく考えてみる必要があるよなぁ、ということをあらためて感じました。デフレによる不況下ではあっても、継続してやっていけるだけの価格が維持されなければ全てが壊れてしまいかねません。この不況下ではどうしても安いほうを選択しがちになりますが、みんながちょっとづつ踏ん張ることを考えなければいけない時なのかもしれませんね。今回雪の下から大根を掘ってみて、大袈裟ながらそんなことを感じた次第です。(めぐ)

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