積雪地帯の冬期湛水では、よく「雪の下じゃ溜まってるか分からないじゃん?」とか「水溜めなくたって雪の下はドロドロしてるんだろうから一緒じゃないの?」とか言われます。たしかに雪が積もってしまえば掘らない限り下を確認することはできませんが、掘ってみれば水を溜めている田んぼと溜めていない田んぼの違いはすぐ分かります。溜めている田んぼはこんな感じ(写真参照)ですし、溜めていない田んぼは土が凍ってカチカチの状態になっていますからね。
冬場の田んぼは雪に覆われてしまうので、どう管理したって何も生産することはできません。でも雪の下に水が溜まっていればこそ微生物やイトミミズ等がゆっくりながらも活動できるわけで、そう考えれば水を溜めておいてあげるのが生きものにやさしい管理なのかなと私は思っています。積雪地帯の冬期湛水は見えない分過小評価されているようですが、ここでは「そんなことはないんだよー!」と声を大にして言ってみたいと思います。(めぐ)
冬期湛水 追記
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