さらに私たちの検査場では検査・格付けとは別に、食味計による食味値の測定もし、その結果を生産者にフィードバックしています。この結果は点数だけでなくタンパク(食味を決定する要素のひとつ)の値なども分かるので、今年の米づくりの反省と翌年以降のプランニングなどにも役立ちます。
ちなみに交流田んぼのお米はKett社ので73、農業技術普及課にある静岡精機のでは81点だったそうです(点数が大きく異なるのは両社の基準点が違うため)。早めに倒伏したこともあって味は少々心配だったのですが、この数値なら問題なく美味しい部類のお米と言えそうです。
ということで、交流田んぼのお米を通して穀物検査の流れをざっくりお話ししてみましたが、雰囲気だけでもお分かりいただけたでしょうか?今年もいろいろなことがあった交流田んぼですが、21年産についてはこれで終わりになります。これからは22年産へ向けた取り組みになりますね。これまでの経験を生かして、より良い田んぼをつくっていきたいものです。(めぐ)
交流田んぼのお米 5
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