今回の大地震、私のところも一晩だけ停電しました。私はアパートでの一人暮らしということもあり、正直なところロクな防災対策をしていませんでした。懐中電灯も非常食も飲料水も電源の要らないストーブも、自分の意志で準備したものは何もなしというほぼ最悪状況。そんな私を救ってくれたのは、この防災ラジオだったかもしれません。
この防災ラジオ、以前私が勤めていた会社の創立80周年記念の品らしく、数年前に先輩が私の家に置いていった物なのです。その時は「わざわざ辞めた会社の記念品置いていかれてもなあ…」と思いました。置いていかれたからそのまま置いておいただけの物が、まさかの危機を救ってくれるとは…。どんな因果か知りませんが、今はこの防災ラジオと置いていった先輩に「感謝しなくちゃ」という気持ちがしています。
この防災ラジオはライト、サイレン、時計、携帯電話充電の機能があるのですが、手動充電ができるので停電下でも使うことができました。情報がなくて不安な夜に、ラジオと灯りが確保できる。なんとも心強いアイテムでした(^-^)vこの不安定な状況下、皆さまの防災袋にぜひオススメしたい逸品です!
さて、話は大きく変わります。ここ数日、福島の原発がかなり難しい状況にあるようですね。私は以前ガス会社の保安部門で働いていた経験があるのですが、万一の心構えとして「もしどうしようもない状況があれば、危険を圧してでもプロである俺がやらなくちゃ!」という気持ちは持っていました。ガスと原子力で比較するのもどうかと思いますが、いま原発内で頑張っている方々も同様、いやそれ以上の心構えを持ち、実際に踏ん張っているのだろうと思います。だから政府も東電首脳も、現場に対しては最大限の支援をしてほしいと思います。そして、現場はなんとか踏ん張りきって、国民の安全を守ってほしいと願います。危険で苦しい役割ではあるけれど、これはプロにしかできない仕事なんだから。なんとかやり遂げてほしいと心から願います。
ちなみに私個人としては、今回及び今回に至るまでの東電と原子力保安院の対応は非難に値する部分が多いと考えます。未来すら変えてしまいかねない「原子力」を管理する役割として、その責任を全うしていたとは言い難い。もう取り返しのつかない部分があるのかもしれないけど、事態収拾に向けて全力で努力していただきたいと思います。
なんだか長く書いちゃいましたが以上です。(めぐ)