月別アーカイブ: 2011年3月

避難所




今日は地元のお客さまへの米配達で、長井→白鷹→米沢を走ってきました。

今日配達するために解決すべきはガソリン問題。予定通りにできるか難しいところでしたが、新潟からなんとか20Lを確保し、無事配達することができました。こんな状況なのでお客さま方も心配だったらしく、定期の配達をいつも以上に喜んでいただけたようでした。

配達終了後、余分に持っていって残ったお米と卵を米沢市の避難所(市営体育館)に持っていきました。米はともかく卵は受け取らないかな・・・と思いましたが、ここは難なく受け取ってくれました。微々たる量ではありますが、ちょっとでも役に立ってくれれば嬉しいですね。

避難所のスタッフによると、主に福島県からの避難者が600名以上になっているそうです。まだまだ足りないものが多い状況なようですが、市職員やボランティアスタッフが懸命に頑張っています。避難者にとって充分な状況ではないかもしれませんが、今後も力を合わせて頑張ってほしいです。我々もできる限りのことはしていきたいと思います。頑張れ東北!頑張れ日本!ですね。(めぐ)

お米の発送について


大震災以降、東北地方では宅配便業者は集荷・配送業務を見合わせています。ということで産直センターからお届け予定のお米も多くは発送できずにいます。お客様にはご迷惑をおかけしているものと思いますが、配送ネットワークが回復するまで今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。配送ネットワーク回復後は速やかに発送できるよう最大限努力いたします。

防災ラジオ




今回の大地震、私のところも一晩だけ停電しました。私はアパートでの一人暮らしということもあり、正直なところロクな防災対策をしていませんでした。懐中電灯も非常食も飲料水も電源の要らないストーブも、自分の意志で準備したものは何もなしというほぼ最悪状況。そんな私を救ってくれたのは、この防災ラジオだったかもしれません。

この防災ラジオ、以前私が勤めていた会社の創立80周年記念の品らしく、数年前に先輩が私の家に置いていった物なのです。その時は「わざわざ辞めた会社の記念品置いていかれてもなあ…」と思いました。置いていかれたからそのまま置いておいただけの物が、まさかの危機を救ってくれるとは…。どんな因果か知りませんが、今はこの防災ラジオと置いていった先輩に「感謝しなくちゃ」という気持ちがしています。

この防災ラジオはライト、サイレン、時計、携帯電話充電の機能があるのですが、手動充電ができるので停電下でも使うことができました。情報がなくて不安な夜に、ラジオと灯りが確保できる。なんとも心強いアイテムでした(^-^)vこの不安定な状況下、皆さまの防災袋にぜひオススメしたい逸品です!

さて、話は大きく変わります。ここ数日、福島の原発がかなり難しい状況にあるようですね。私は以前ガス会社の保安部門で働いていた経験があるのですが、万一の心構えとして「もしどうしようもない状況があれば、危険を圧してでもプロである俺がやらなくちゃ!」という気持ちは持っていました。ガスと原子力で比較するのもどうかと思いますが、いま原発内で頑張っている方々も同様、いやそれ以上の心構えを持ち、実際に踏ん張っているのだろうと思います。だから政府も東電首脳も、現場に対しては最大限の支援をしてほしいと思います。そして、現場はなんとか踏ん張りきって、国民の安全を守ってほしいと願います。危険で苦しい役割ではあるけれど、これはプロにしかできない仕事なんだから。なんとかやり遂げてほしいと心から願います。

ちなみに私個人としては、今回及び今回に至るまでの東電と原子力保安院の対応は非難に値する部分が多いと考えます。未来すら変えてしまいかねない「原子力」を管理する役割として、その責任を全うしていたとは言い難い。もう取り返しのつかない部分があるのかもしれないけど、事態収拾に向けて全力で努力していただきたいと思います。

なんだか長く書いちゃいましたが以上です。(めぐ)

救援物資




(農)山形おきたま産直センターでは、本日被災地に向けて救援物資を送り出しました。救援物資は直接持ち込むことが難しいため、山形市内の某所まで運び、そこからは他の多くの救援物資と共に被災地へ運ばれるそうです。

私たちからの支援物資は米、卵、しいたけ、ほうれん草等々です。あまり大きなことが言える量ではありませんが、避難されている方々の空腹を少しでも満たすお役に立てれば…と思います。

いま東北地方への宅配は基本的にできないそうなので、隣接各県が頑張って支援する以外手がありません。隣県のみなさん、今が頑張り時です。できる範囲で被災地支援に頑張りましょう!全国のみなさん、時期がきたら被災地支援をよろしくお願いします!(めぐ)

東北関東大震災


大地震から三日目の夜を迎えようとしています。山形県は地震発生翌日まで広範囲に停電しましたが、今はほぼ全域でライフラインが整い、太平洋側の各県とは比較にならない程度の被害で収まっています。

それにしても、今回の烈しい揺れと津波被害の凄惨さ・・・。もう、何と表現したらいいのか分かりませんが、とにかく今以上被害が拡大しないことを願うばかりです。被災されたみなさま、救護・支援に当たられているみなさま、苦しい状況だとは思いますが頑張ってください!

いま被災地は混乱の中にあると思いますが、もう少しすればボランティアを中心とした救援活動に取り組む時期が来ると思います。その際、近隣で比較的被害が少ない本県の役割は大きいはずです。私たちも頑張りますので、皆様からも被災地へのご支援をお願いしたいと思います。

私事で恐縮ですが、亡父の実家が福島県相馬郡新地町にあり、親類も相馬近辺に多く暮らしています。先月も親類の葬儀に行ってきたばかりですし、子供の頃よく遊んだあの場所があのような惨状に巻き込まれていることに、正直胸が張り裂ける思いです。幸いにも先ほど実家は津波被害から逃れたという確認が取れましたが、まだ親類の多くとは連絡が取れない状況です。今はただ祈ることしかできませんが、皆が無事であってほしいと願います。(めぐ)

大地震!


東北地方を中心とした大地震。皆さま大丈夫でしたでしょうか?太平洋側を中心に大きな被害が出ているそうで、この先がとても心配されます。被害が少しでも小さくなってほしい、と心から願います。

ここ置賜は震度5弱だったようで、今まで経験したことがないくらい大きく揺れました。また余震がとても多く、そのたびに不安な気持ちにさせられました。赤湯周辺は水道、ガスは大丈夫で、停電だけが続いています。

取り急ぎそんな状況だけをお伝えしたいと思いブログを書きました。ラジオの情報しかないので世の中がどんな状況なのかよく分かりませんが、とにかく被害が最小限で収まるようお祈りしたいと思います。(めぐ)

有機農業の集まり




今日は新庄市の農業大学校で、山形県有機農業技術研究会の「田んぼの生きものを見つめて」という会に参加してきました。

写真は今日の資料兼プログラムです。こういった活動は私たちもかなり真面目に取り組んでいるので、実践経験を基にさまざまな報告をより深いレベルで理解できるようになってきた気がします。ちょっとは成長したということなんでしょうかね?(笑)

私たちが毎日の農作業や生きもの調査で感じていることが、学術的にはどう分析されているのか?そんなことに最近は興味があったりします。そういう意味で、今回もいくつか新しい視点からの分析があり、いろいろと参考にもなりました。今後もいろいろと勉強を重ね、私たちの目標である「稲作技術=環境保全」をなるべく早く確立していきたいと感じています。(めぐ)

点検




たまにはちょっと真面目なネタを。

これらは私たちが生きもの調査の時に使う機械です。左が溶存酸素を計る機械、右上が電気伝導度と酸化還元電位を計る機械、右下がph計で、その他にも気温・水温計やGPS計などもあります。

生きもの調査に機械の調査も必要なの?ということをよく聞かれますが、それぞれのデータは生きものや環境に関わるものなので、いくつか簡単にご説明したいと思います。

まずは「溶存酸素」。これは田んぼの水にどのくらいの酸素が溶けているかという指標です。水道水だと5ml/L程度といわれており、藻や浮き草が繁茂することで数値は大きくなり、魚もより棲みやすい環境になっていきます。また、飽和量(20℃で約8ml/L)を超えていれば〔酸素を放出している田んぼ〕ということにもなりますね。

次に「電気伝導度」。これは水の純度を示します。水の電気伝導度は真水ほど低く、科学物質等が多く溶けている水は高くなる傾向があります。そういう観点から田んぼの水を調べるわけですね。

最後に「酸化還元電位」。これは土の表面付近で微生物やイトミミズ等が活発に活動することで数値は還元に傾いていきます。多くの雑草は強還元状態だと生えにくくなるので、生きものと有機栽培技術を結びつける可能性が高い指標といえるかも知れませんね。

私たちの生きもの調査は有機稲作の技術向上を目指してスタートしたため、今でもこういったデータ採取をおこなっている訳ですが、これらの計器が正確に作動するためには定期的な点検が必要になります。素人である我々に出来ることは限られていますが、今年もちゃんと動くように第一回目の点検終了です。点検の結果、酸化還元電位を測るセンサーだけ交換すれば大丈夫そうでした(^^;)今年も一年、無事に働いてちょうだいね。(めぐ)

啓蟄




今日は二十四節気の「啓蟄」ですね。冬ごもりしていた虫が這い出る頃、ということなのですが、まだ置賜地方は余裕で雪だるまが作れるくらい雪が残っています(^^;)ただ、今日は雪ではなく雨が降っていますし、確実に春が近づいている感じはします。今週は種もみの準備も始める予定だし、農村もそろそろ春の気配ですね。(めぐ)