月別アーカイブ: 2010年12月

たい肥散布 果樹畑編




先日は田んぼにぼかし肥料を散布している写真を載せましたが、今回は果樹畑(ラ・フランス)にたい肥を散布している写真です。同時にぼかし肥料も散布したのですが、今回はたい肥バージョンにしました。

果樹畑への散布は収穫後におこないます。なので果実を傷つける心配はありませんが、幹、枝、支柱など障害物が沢山あるので作業には少々気を遣います。

たい肥やぼかし肥料の特徴は、肥料分は弱いながらもじっくり長く効く、ということ。それに菌がたくさんいるってことでしょうか(←個人的見解)。ですから土づくりにとても適しているのではないかと思います。また、米ぬかや大豆かす、くず麦や籾殻などを使用することで資材の地域循環を促進することにもなります。作るのも散布するのも手間はかかりますが、こういった取り組みを積極的に進めていきたいものです。(めぐ)

たらの木




何度か紹介しているたらの木(芽)ですが、切断して畑から運んできました。株自体が成長してきていることもあり、年々収穫する木も立派になってきているようです(前年比150%くらい)。これあと冬仕事として栽培を始めますが、順調にいけば去年より多めの収穫が期待できそうです。(めぐ)

えてがみ 素人編




そしてこれ・・・。書き途中ですが、一応ウサギさんです(^^;)怒られてショボンとしている感じになってしまいました・・・。これでもふざけて描いているわけではありません、念のため。

私はどうにも絵心が欠如しているようなので何ともなりませんでしたが、他の皆さんはかなり綺麗に描かれていました。うーん、羨ましい。。。(めぐ)

えてがみ




今日は産直センターのお米を買ってくれているグループの集まりが米沢でありました。私は「TPPと農業についてちょっと話をしてほしい」という依頼を受けて参加したのですが、その前段で「絵手紙教室」がおこなわれていたので、ちょっとだけ参加させていただきました。

これは先生の作品。この時期なので来年の干支「卯」をテーマにしたものが多かったですが、どれも素敵なものでした。こんな年賀状もらったら嬉しいでしょうね。(めぐ)

朝日新聞から


本日3日付けの朝日新聞朝刊。17面の「オピニオン」というコーナーに、米の戸別所得補償についての記事が3つ載っています。大学教授2名と農協の組合長がそれぞれの考えを披露していますが、それぞれの観点から興味深い意見が書かれています。関心のある方はぜひお読みいただきたいと思います。

世間からは「バラまき」という批判が強い米の戸別所得補償。「生産調整に参加していればすべての農家に支給される」という面が世間の反感を買ったのか、米価の下落は補償をはるかに上回るものとなってしまいました。所得補償そのものは良い案だと思いますが、一律という考え方やその仕組みがなんとも稚拙だった・・・。国内的には米余りのいま、環境や海外食糧支援などと結びつけて世論の合意をつくれなかったところに大きな悲しみを覚えます。もちろん経営的にも痛いですが・・・。

私は農外からの新規就農という立場なので、農家の言い分も世間の言い分もある程度理解できます。鈴木教授が言うように「農家が環境保護や地域社会の維持に役立っている」のも事実だし、神門教授が言うところの「偽装農家」が存在することもまた事実。私としては、世間には「農業を経済的価値だけで評価することは危険ですよ!」と言いたいし、農家には「食管制度、米不足の時代はもう終わったんだから、もっと時代に合わせる努力をして!」と言いたい・・・。

そして、いま国民が望む農業とはどういう形なのか?そのためにどういう支援が必要なのか?ということを、もっと真剣に議論してほしいと思っています。それがTPP加盟問題への答えになる気もしますしね。

長々と書いてしまいましたが、気が向いた方はこの新聞記事をお読みいただきたいと思います。以上(めぐ)

ぼかし肥料散布 田んぼ編




12月に入り、もういつ雪が積もってもおかしくない時期になりました。先日のブルーベリーの雪囲いもそうですが、雪が積もる前にやっておきたい仕事がまだまだあります。そのひとつがぼかし肥料散布です。

これは田んぼに散布しているところです。キャタピラー式の散布機なので多少の凸凹やぬかるみは大丈夫なんですが、今年は稲刈りでかなり凸凹跡が付いてしまっていたので、けっこう気を遣いながらの作業になりました。このあとは浅〜く耕起して冬期湛水へ移る予定です。冬の間に田んぼがより肥沃になってくれることを期待したいところです。(めぐ)