月別アーカイブ: 2009年10月

反省&考察 1


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さて、稲刈りまで終わった交流田んぼですが、ちょっと反省&考察をしてみたいと思います。終盤に倒伏してしまったので「すごく上手くいかなかった」ような印象を持たれた方もいるかと思いますが、個人的には「成功までもうあと一歩」と言えるくらい手応えを感じた一年だったと思っているんですよ。

今年の交流田んぼは昨秋やってみた「秋代かき+雪水田んぼ」効果か、けっこうトロトロ層ができていて、田植え前に「これなら今年は!」と思えるくらいの状態でした。田植え後の苗の活着も良く、その後も例年にないくらい順調に生育していきました。

私たちの有機栽培でいつも問題になるのは?雑草対策?初期生育&茎数確保、なんですが、この部分はかなり目処が立ったのではないかと思っています。

初期生育が順調となれば、次は追肥です。基肥も含めて有機肥料やぼかし肥料は効き方の見極めがなかなか難しいのですが、加えて今年は初めて作った米ぬか・鶏糞ペレットを多く散布しました。その分堆肥の投入を止めたりして調整したつもりだったのですが、結果を見れば肥料分が余計だったんでしょうね・・・。それと「トロトロ層は肥効を高める」と言われていますが、確かにそういう面もあったのかな、という気もします。追肥時期に「今年は茎数もでてるし、どうしようかな?」とかなり悩んだんですが、こうなると「後の祭り」ですな、うーん(–;)

そんなこんなで今年は丈が伸び過ぎて倒伏したんだと思います。これ自体は反省しなくちゃいけないのですが、上手く管理すれば追肥は1回省けるし、その分肥料も買わなくて済むし、こちらも今後の展望が見えたような気がしてます。そうなるようだと嬉しいんですけどね。

さて、だいぶ長くなったので、とりあえずはこの辺で。次に続く(めぐ)

交流田んぼ 稲刈り




本日交流田んぼの稲刈りをおこないました。倒伏していたのでかなり手こずることを覚悟していましたが、なんとか2時間ちょっとで収穫完了(面積約35a)。とにかく、無事収穫できて良かったです。いろいろあって写真を撮るところまで気がまわらなかったので、昨日の朝撮った写真を添えておきます。

ちなみに伸び伸びになってしまっている反省&考察はこの次に掲載したいと思います。(めぐ)

地域貢献




昨年紹介しましたハマギクです。トキ以外で名前にNIPPONが付く唯一の生き物です。

色んな事情で出荷残りとなりました。通常なら地際で切って整理するところですが、日中の暖かさの中、懸命に花に集まる蜂達。彼らの為に整理は先伸ばしにしました。蜂不足に少しは貢献できたかな?こば

ヤゴ




さて、交流田んぼの反省を書こうかと思いましたが、なかなか文章がまとまらないので違うネタを先に上げます。

ビオトープで見つけたヤゴです。シオカラトンボとイトトンボのヤゴのように見えますが、ここら辺でシオカラトンボはあんまり見かけないのであまり自信はありません。いろんな種類が増えていってくれるんなら嬉しいですけどね。(めぐ)

台風のせい!?




台風後の交流田んぼです。見事に倒伏し、大海原のようになってしまっています(-_-)

こんな状態になってしまったので、この際台風のせいにしてしまおうかとも思いましたが・・・。まったく風が吹かなかったのでそういう訳にもいかないですね。じつは一週間くらい前からこんな状態になっていました。こうなってしまうと「交流田んぼ」と銘打って展示圃のようにしている分、恥ずかしさも倍増します(–;)

まあ、倒伏してしまったものは仕方ないですが、今後のために次回ちょっとした反省&考察を書いてみたいと思います。


それにしても・・・。10月10日が体育の日じゃなくなってからもうかなり経ちますが、いまだに違和感を感じているのは私だけでしょうか?この時期は祝祭日関係なしに働いているので実質的な影響はないのですが、なんだかやっぱり気になります。。。(めぐ)

台風一過




本州を縦断していった台風18号。中部、関東甲信越地方を中心に被害がでているようですね。被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

さてさて、置賜地方について。「非常に強い台風」の襲来ということで、うちに限らず多くの農家が雨の中ラ・フランス収穫に励みました。ところが台風が近づいても通り過ぎても全く風は吹かず。作業しながら「ホントに台風来たのかね?」と顔を見合わせるくらい。

ということで、置賜地方は幸いにもほぼ無傷でした。会津から宮城に抜けているから間違いなく近くは通っているはずなのに、なぜ風が吹かなかったのか。とても不思議なんですが、ある人は「盆地だからかな?」と言い、ある人は「奥羽山脈が壁になったんじゃない?」などと言っています。まあ、いずれにしても今回は本当にラッキーだったなと思います。いかに農業は自然が相手とはいえ、収穫直前に落ちたんじゃ切なすぎますからね。

ということで、難を逃れたラ・フランスの写真です。(めぐ)

ラ・フランスと猫




台風の接近を睨みながら大急ぎでラ・フランスの収穫をしています。まだ半分も終わってませんが、やらないよりはいいでしょうからね。台風襲来は明日の夕方以降らしいので、それまで可能な限り頑張ってみたいと思います。

なんとなく切迫した雰囲気の中、ただ一人(一匹)だけノンキなのがコイツです。かまってほしくて人の周りをチョロチョロしたり、木に登って遊んだりしています。「猫の手も借りたい」ということわざが頭に浮かびますが、私の正直な感想は「これじゃどうにもならんわね、せめて邪魔だけしないでね」でした。。。(めぐ)

台風18号


「非常に強い」という形容詞がつく台風18号、いよいよ近づいてきてしまいました。進路予想によれば日本列島を縦断する可能性が高く、山形県もかなり危険な感じです。

「非常に強い台風」ということなので生活全般について警戒が必要なんだと思いますが、農家としてはラ・フランスとリンゴがやっぱり気になります。とくにラ・フランスは今週末〜来週に収穫予定していた人が多く、予定を前倒して収穫するなど自衛手段を講じたりもしますが、いかんせん時間が足りずなんとも際どい状況です。

台風が日本から逸れてくれるのがいちばんですが、来てしまった場合でも被害が少ないことを心から願いたいところです。私たちの地域でも、それ以外の地域でも。(めぐ)