さて、稲刈りまで終わった交流田んぼですが、ちょっと反省&考察をしてみたいと思います。終盤に倒伏してしまったので「すごく上手くいかなかった」ような印象を持たれた方もいるかと思いますが、個人的には「成功までもうあと一歩」と言えるくらい手応えを感じた一年だったと思っているんですよ。
今年の交流田んぼは昨秋やってみた「秋代かき+雪水田んぼ」効果か、けっこうトロトロ層ができていて、田植え前に「これなら今年は!」と思えるくらいの状態でした。田植え後の苗の活着も良く、その後も例年にないくらい順調に生育していきました。
私たちの有機栽培でいつも問題になるのは?雑草対策?初期生育&茎数確保、なんですが、この部分はかなり目処が立ったのではないかと思っています。
初期生育が順調となれば、次は追肥です。基肥も含めて有機肥料やぼかし肥料は効き方の見極めがなかなか難しいのですが、加えて今年は初めて作った米ぬか・鶏糞ペレットを多く散布しました。その分堆肥の投入を止めたりして調整したつもりだったのですが、結果を見れば肥料分が余計だったんでしょうね・・・。それと「トロトロ層は肥効を高める」と言われていますが、確かにそういう面もあったのかな、という気もします。追肥時期に「今年は茎数もでてるし、どうしようかな?」とかなり悩んだんですが、こうなると「後の祭り」ですな、うーん(–;)
そんなこんなで今年は丈が伸び過ぎて倒伏したんだと思います。これ自体は反省しなくちゃいけないのですが、上手く管理すれば追肥は1回省けるし、その分肥料も買わなくて済むし、こちらも今後の展望が見えたような気がしてます。そうなるようだと嬉しいんですけどね。
さて、だいぶ長くなったので、とりあえずはこの辺で。次に続く(めぐ)